アウディジャパン株式会社(以下、アウディ)は、アウディブランド初のプラグインハイブリッドモデル(PHEV)「アウディ A3 Sportback e-tron」を11月12日から、全国の正規ディーラー(117店舗)の中のe-tron店を通じて販売を開始した。
e-tron店とは、「5基以上の充電器設置」等の設定基準を満たした店舗で、10月末時点で55店舗。

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アウディ A3 Sportback e-tronは、ガソリン直噴ターボの1.4TFSIエンジンに加えて、駆動用の電気モーターと、外部から充電が可能な高電圧リチウムイオンバッテリーを搭載。電気モーター単独のEVモードで、52.8km(国土交通省審査値)の走行を可能にした。
また、TFSIエンジンと電気モーターを併用したハイブリッドモードでも、JC08モードで23.3km/ℓという卓越した燃費効率と、0-100km/hを7.6秒(欧州仕様車測定値)で加速する俊敏なパフォーマンスを実現。
ゼロエミッションのEVとしても、航続距離の長い効率的なハイブリッドとしても、さらにTFSIエンジンと電気モーターの組み合わせによる卓越したパワーを備えたスポーティカーとしても、第一級の仕上がりのクルマになったという。
アウディ A3 Sportback e-tronは、アウディの自動車作りの経験とノウハウを結集することでプラグインハイブリッド(PHEV)のアドバンテージを最高のレベルにまで高めたクルマであり、アウディが今後進むひとつの方向を明確に示唆した製品とのこと。

アウディ A3 Sportback e-tronの諸情報をリモートで確認できるAudi connect e-tron servicesも、11月12日から利用開始となる。
アウディ connect e-tron servicesは、モバイル機器やmyAudiポータルサイトを利用する事で、車両駐車地点、EVバッテリーの充電レベル、EVモードでの航続可能距離、ドアロックやライト点灯状況など、車両の様々な情報を確認する事が可能になるサービスである。



主な諸元
・モデル:A3 Sportback e-tron
・ハンドル位置:右

・エンジン
総排気量:1,394 cc
種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー
最高出力:110kW(150PS)/5,000-6,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm

・電動機
定格出力:55kW(75PS)
最高出力:80kW(109PS)
最大トルク:330Nm(33.7kgm)

・駆動用バッテリー
種類:リチウムイオン電池
総電圧:352V
総電力量:8.7kWh

・トランスミッション:6速 Sトロニックトランスミッション

消費税込み価格:564万円
この車両の購入に際しては、最大61万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費が適用される。



概要

プラグインハイブリッドのドライブシステム
アウディ A3 Sportback e-tronには、110kW(150PS)/ 250Nmのパワー / トルクを発揮する1.4TFSIガソリン直噴ターボエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドのドライブユニットが採用されている。
さらに、外部からの充電が可能なエネルギー容量8.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載することで、電気モーターだけで52.8km(国土交通省審査値)の連続走行を可能にしており、日常的にはガソリンエンジンを使わずに、ゼロエミッションのEVとして利用することができる。
電気モーターのパワー / トルクは80kW / 330Nmで、電気モーターの特性上静止状態からでも高いトルクを発揮できるため、ガソリンエンジンに頼らなくても日常的な走行ドライバビリティは充分であり(0-60km/hの加速タイムは4.9秒(欧州仕様車測定値))、最高速130km/hの性能を有する。
また、TFSIエンジンと電気モーターが同時に働く状態では、150kW(204ps)/ 350Nmのシステムパワー / トルクがフルに発揮され、通常のガソリンエンジン車以上のダイナミックな走りを堪能できる。
ギヤボックスは、プラグインハイブリッドモデル用に特別に開発された6速Sトロニックを採用。
さらに、ドライブモードを選択できることもアウディ A3 Sportback e-tronの特長。
ドライブモードは、一般的なハイブリッド走行の「Hybrid Auto」、充電量を維持しながら走行する「Hybrid Hold」、積極的にバッテリー充電を行う「Hybrid Charge」、電気モーターだけで走る「EV」モードを含む4種から選択できる。
また、SトロニックのDとSのシフトモードでも、システムの制御プログラムが変わる。
例えば、ハイブリッドモードでSのシフトモードの場合、ドライバーがアクセルオフにするとエネルギー回生が働いて一定の減速Gがかかるが、Dのシフトモードの場合、ドライバーがアクセルオフにするとドライブシャフトからはエンジンも電気モーターも切り離された状態になり、クルマは慣性で走る「滑走」モードとなって走行距離を延ばす。



バッテリーの充電
外部からリチウムイオンバッテリーの充電を行うための充電ポートは、フロントのシングルフレームグリル内に設置されており、フォーリングスのエンブレムをスライドさせることで現れる。
充電に要する時間は、家庭用200V電源からの場合、最大約3時間。EVモードで走行したときのエネルギーコストは、電力会社との契約にもよりますが、一般的な契約でも通常のガソリン車の2分の1程度と試算されている。



専用デザインと装備
アウディ A3 Sportback e-tronは、内外装のいくつかの部分で、通常のアウディ A3 Sportbackと異なるデザインが施されており、また低燃費タイヤのように、PHEVとしての機能や性能を高める特別な機構や装備も搭載されている。
エクステリアでは、15スポークデザインの17インチアロイホイールのほか、フロントのシングルフレームグリル、前後バンパー、サイドスカートなどが専用デザインのものになっている。
インテリアではダッシュボードとセレクターレバーに取り付けられたエンブレムのほか、メーターパネル左側に配置されたパワーメーターがe-tronを象徴するアイテムとなっている。
これは、ドライブシステム全体の出力と、充電を含めた現在の状況を示すもの。エンジン回転数は、スピードメーターとパワーメーターのあいだのディスプレイに表示される。



MMIナビゲーションプラスとAudi connectの専用サービス
アウディ A3 Sportback e-tronには、MMIナビゲーションプラスが標準装備されているが、これにも、ハイブリッドシステムのパワーフローの表示など、e-tron専用の機能が追加されている。
またアウディ独自の革新的なオンラインサービス、Audi connectにより、ネット環境を介して、様々な情報やサービスを得られる点は他のAudiモデル同様だが、アウディ A3 Sportback e-tronの場合はさらに、Audi connect e-tron servicesと呼ばれる、このモデル専用のサービスが提供される。
このサービスを利用すると、車両の現在位置、バッテリーの充電レベル、EVモードでの航続可能距離、ドアロックやライト点灯状況など、所有するアウディ A3 Sportback e-tronに関する様々な情報を遠方から確認することができるという。
また、エアコンやバッテリー充電のタイマー設定、バッテリー充電の終了操作なども離れた場所から行うことができる。

■アウディ 公式サイト
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja.html

■アウディ A3 Sportback e-tron 公式サイト
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a3/a3_etron.html



自動車ジャーナリストによる試乗記も近日公開予定!
そちらも期待してお待ちいただきたい!