【レポート】ジャガーが完全EVのクロスオーバー「E-Pace」を計画中
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ジャガー初のクロスオーバー「F-Pace」(上の写真)がまだ発売されていないというのに、近い将来にまた別のクロスオーバーが登場するのではないかという話が既に聞こえて来ている。米自動車メディア『Automobile』によると、その車名は「E-Pace」となるという。なんと、完全な電気自動車だそうだ。

スポーティーな新型F-Paceよりもずっとコンパクトなサイズになると思われるE-Paceは、ジャガー初となる完全な電気自動車であり、しかも空気抵抗係数0.28という非常に効率の良い空力特性のボディによって"電費"も優れたものになるという。悪天候時にもトラクションを確保できる4輪駆動で、電気モーターが低回転域で十分なトルクを発生するはずだ。

E-Paceは、テスラ「モデルX」や、フランクフルト・モーターショー2015で発表されたアウディ「e-tron クアトロ・コンセプト」がベースとなる市販バージョンと競合することになる。これをジャガー・ランドローバー(JLR)は、自社工場ではなく、マグナ・シュタイヤー社で製造する計画だ。オーストリアのグラーツにある同社の工場では、長いことメルセデス・ベンツ「Gクラス」を製造しているほか、「MINI カントリーマン」や、アストンマーティン「ラピード」BMW「X3」などのモデルの生産も請け負っている。

『Automobile』によると、ジャガーがE-Paceで利益を上げるためには、少なくとも毎年2万台を製造しなければならないという。参考数字を挙げると、テスラ「モデルS」の2015年における予測販売台数が約3万3,000台だ。とはいえ、仮にE-Paceの販売台数が2万台に達しなかったとしても、このプロジェクトはJLRの良い宣伝になるし、メーカーの平均排ガス量を低減するという意味でも価値があると言えるだろう。



By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー