アルファ ロメオ「ジュリア」と新型SUVの発売が延期に!?
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アルファ ロメオが今年の年末までに欧州での発売を予定していた、新型セダン「ジュリア」。この発売が2016年半ばに延期されると、『Automotive News Europe』が報じている。

ある2社の部品サプライヤーが『Automotive News Europe』に語ったところによると、新型ジュリアで最初に発売が予定されていた「ジュリア クアドリフォリオ」の販売開始が、当初の予定より6カ月ほど延期されるだけでなく、ジュリアのプラットフォームをベースとするアルファ ロメオ初のSUVも、当初の予定より少なくとも9カ月遅れて、発売は2017年はじめ以降になるという。

この新型ジュリアの発売延期は、安全性と乗り味を向上させるために追加の作業が発生したためと伝えられている。SUVの遅れもこれに起因すると思われる。ジュリアは高性能バージョンのクアドリフォリオに続き、欧州では来年3月に4気筒モデルが登場する予定だったが、欧州では2016年内という辺りにまでこの量販グレードの発売もずれ込みそうだ。当然、日本市場への導入はそれよりさらに遅くなる。

この延期によって、問題を抱えるアルファ ロメオの長期計画とそれを推し進めようとしていたフィアット・クライスラー・オートモービルズの重役たちに対し、苛立ちとさらなる疑問が寄せられることになるのは当然のことだろう。Automotive News Europeは、セルジオ・マルキオンネ氏がアルファ ロメオについて野心的過ぎる計画を立てていると非難する複数のアナリストの言葉を引用しているが、中でも一番的確と思えるのはモーニングスターのアナリスト、リチャード・ヒルガート氏の意見だ。

同氏は、「私は、このブランドが(年に)20万台を売り上げれば感銘を受けるだろう。マルキオンネ氏は、心肺停止患者に行うショック療法のように、高すぎる目標を設定しているのではないだろうか? 即座に劇的な反応を得るための考えかもしれないが、2018年に40万台を売り上げるという彼の計画は、患者を即座に起き上がらせて5kmマラソンに参加させると言っているようなものだ」と語っている。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー