メルセデス・ベンツ、新たなフラッグシップSUV「GLSクラス」を発表!
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メルセデス・ベンツは、ラインナップの刷新が続くクロスオーバーSUVのカテゴリーに新型「GLS」を導入した。このフラッグシップSUVは、従来の「GLクラス」にフェイスリフトを施し、新たに「GLS」クラスと名称を変更したものだ。セダン、クーペ、コンバーチブルと同様に、最上位モデルには「S」が付くネーミングを採用することになったわけだ。外観はフロントとリアのデザイン変更などを除き、基本的に従来のGLクラスとほとんど同じだが、中身は広範囲にわたる改良が施され、最新式になっている。

7人乗りの車内には、(従来の4本スポークに替わって)新しい3本スポークのステアリングホイールを採用し、インストゥルメントパネルにメディアディスプレイ、センターコンソールにタッチパッド、そしてアンビエントライティングやイオン式空気清浄機まで装備された。インテリア・トリムも刷新され、さらに個性を求める人のために「デジーノ・エクスクルーシブ」パッケージと「AMGライン」パッケージも用意されている。

欧州仕様では全部の4種類のエンジン・ラインアップを設定。「GLS 400 4MATIC」は最高出力333ps、最大トルク49.0kgmの3.0リッターV型6気筒ツインターボを搭載し、「GLS 500 4MATIC」はそれぞれ455psと71.4kgmを発揮する4.7リッターV型8気筒ツインターボを積む(日本では米国同様、「GLS 550 4MATIC」と呼ばれる可能性もある)。「GLS 350 d 4MATIC」には258psと63.2kgmを発生する3.0リッターV型6気筒ディーゼルが搭載され、さらに高性能モデルとして、5.5リッターの排気量から585psと77.5kgmを発揮する「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」も用意される。

AMG GLS63以外のモデルでは新しい9速AT「9G-TRONIC」を採用。トランスミッションの「ダイナミック・セレクト」には「オフロード」モードが備わるが、さらに悪路走破性を求める人のために「オフロード+」モードや、ローレンジのギアボックス、センターデフロックが装備される「オフロード・エンジニアリング」パッケージもオプションで用意される。可変ダンパーとエアサスペンションを電子制御する「AIRマティック」サスペンションも改良が進んだという。

メルセデスAMG GLS63のトランスミッションは7速デュアルクラッチ式「AMG SPEEDSHIFT PLUS 7G-TRONIC」となり、4輪駆動システムも後輪への駆動配分を高めた「AMG Performance all-wheel drive」となる。

GLSには最新のドライバーアシスト・システムも搭載されており、「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」、「アテンションアシスト付クロスウインドアシスト」、「ブレーキアシスト(BAS)」、「PRE-SAFEブレーキ」などが標準装備されている。さらにオプションで「ステアリングアシスト付ディストロニック・プラス」や、「歩行者検知機能付PRE-SAFE Page4ブレーキ」、「クロストラフィックアシスト」、「アクティブブラインドスポットアシスト」、「アクティブレーンキーピングアシスト」などを追加することもできる。他にも「LEDインテリジェントライトシステム」や優れた視認性を実現するワイパーシステム「マジックビジョンコントロール」などがオプションで選択できる。

つまりメルセデスは、単にGLの名前と外観を変更しただけでなく、さらに洗練させ、燃費を改善し、安全性を高めた新型GLSとして、クロスオーバーSUVのラインアップに導入したのだ。欧州では11月に受注が開始され、納車は2016年3月から。価格はGLS 350 d 4MATICの6万2,850ユーロ(約830万円)から、AMG GLS63の11万3,500ユーロ(約1,500万円)までとなっている。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー