【レポート】テスラの自動運転システム「オートパイロット」、次のアップデートで車両学習機能を追加へ
テスラモーターズは10月15日(現地時間)に、最新の自動運転機能「オートパイロット」を含む「バージョン7.0」と呼ばれるソフトウェアのアップデートを米国で配布したばかりだ。しかし、同社はすでに「オートパイロット1.01」と呼ばれる次のアップデートを提供する予定だと、テスラのCEOイーロン・マスク氏がTwitterで宣言している。

マスク氏によると、オートパイロット1.01は「もうすぐ」配布予定で、自動運転機能での、コーナリング時の速度調整や、荒れた路面における車線逸脱防止機能が改善できるという。しかし、最も大きく向上する機能は、オートパイロットのユーザーがクラウドへアップロードしたデータを、他のクルマのオートパイロット・システムが利用できる「フリート・ラーニング」機能だろう。

テスラは3年以内に、ほぼ完全な自動運転車を一般の道路で走らせたいと考えているため、最近になって頻繁に機能を改善するアップデートを配布しているのも納得できる。10月に配布された「バージョン7.0」のアップデートで提供されたのは、自動駐車や側面衝突警告、自動車線変更、緊急時自動ステアリングなどの新機能や改善だ。旧型の「モデルS」にはそれらの機能に必要とされるセンサーが搭載されていないものもあるが、約6万台のモデルSにオートパイロット機能やアップデートを適用できる性能が既に備わっている。

しかし、オートパイロット機能はまだ進化の途中にあるようだ。例えば先月、ドラッグレースの情報サイト『Drag Times』が伝えたところによると、フロリダ州にある60mph制限の道路を、オートパイロットを使って75mphで走行していたモデルSが、ハイウェイ・パトロールに速度違反のチケットを切られたそうだ。定期的に改善していたとしても、マスク氏はついスピードを出し過ぎてしまう人の習性を、オートパイロットのアップデートで直してくれるわけではない。クルマの操作の責任は、運転席に座るドライバーにあるのだ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー