【東京モーターショー2015】あなたの心はお見通し!? トヨタが作ったロボット、KIROBO MINI(キロボ・ミニ)とは?
トヨタ東京モーターショー2015に、「KIROBO MINI(キロボ・ミニ)」を世界初出展した。

常に寄り添えるコンパクトなサイズの「コミュニケーションパートナー」というコンセプトのKIROBO MINIは、KIROBOというロボットのミニサイズ版だ。

座高が100㎜、全幅77㎜、奥行85㎜の手のひらサイズともいえるコンパクトさで体重も約200gなので、常に持ち運ぶにはぴったりのサイズだ。

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こちらがKIROBO。身長約34cmで体重約1㎏とMINIと比べると大型だ。

ちなみに、このKIROBOは、2013年に宇宙へ旅立ったロボット宇宙飛行士でもあるのだ。

コミュニケーションができるロボットと暮らす未来へをテーマに開発されたKIROBOは、現在増え続けており、今後も増えるであろう単身化社会でのコミュニケーションレスから発生する問題を緩和するという使命を持っている。


KIROBOと比べて小型化されたKIROBO MINIは、クルマに乗って移動する際も車内のカップホルダーに乗せて移動することもできる。


用意されている、カラフルなクレードルは、カップホルダーにもフィットするほか、持ち運びにも便利そうだ。クルマだけではなく、家庭でも出先でも常に一緒に移動しコミュニケーションできるように考えられているのだ。


KIROBOは歩くことはできない。標準状態では、このように座った状態で使用する。

ユーザーとのコミュニケーションは、クラウドを介することで複雑な会話なども実現できるということだ。最新のカーナビなどもクラウドのデータを活用するものも登場してきたが、この点でもクルマの技術が生かされていることがわかる。


専用クレードルの中には、椅子がついており、そこに座ってKIROBO MINIは移動するのだ。ちゃんとシートベルトを着用しているところがトヨタらしい。

クレードルの下にはスペースがあるので、充電用電池など内蔵できそうだ。


KIROBO MINIの開発責任者である製品企画室主査の片岡氏に話を伺った。

モノに対して愛と付く製品は少なく、愛車と呼ばれるようにクルマにはそれがある。

長年愛用してきた愛車を手放す際に、なんとなく寂しくなるような気持ちになるように、このKIROBO MINIと行動共にすることで生まれる愛を、ユーザーと共有できるようなロボットを目指して作られたとのことだ。

先日開催されたCEATEC JAPANで、ポケットに入れて移動でき、電話やプロジェクター機能を備えたモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」が登場し、話題となった。

そこで、KIROBO MINIは、このRoBoHoNと同じように、電話できたりはしないのかと質問したところ、RoBoHoNは機能をベースに開発されていることに対し、KIROBO MINIは心を共有させることを目的に作られているので、電話や歩行機能等は搭載していないとのことであった。

その代わり、画像のように、カメラで顔を認識し、怒っているのか笑っているのかを理解して話しかけたり、一緒に行動することで、お互いの理解を深めあったりできるようにどんどんバージョンアップするとのことだ。

ソニーの犬型ロボットの「AIBO(アイボ)」が本当の愛犬のように大事にされていることが話題となったが、人間とロボットとのコミュニケーションが今後さらに進んでいくことが予想される。

高齢化による単身世帯の増加や過疎地域での人口減などコミュニケーションが少なくなっていく中で、分かり合える心の相棒として活躍していくにちがいない。

『ナイトライダー』というドラマでは、「ナイト2000」という車両がドライバーと会話したり、自動運転で近づいて来たりした。

自動運転の実用化も進んできているが、さらに、ロボットと理解しあえるようになれば、まさにドラマの世界が現実になるということだろう。

東京モーターショーの会場では、大音量で音楽等が流れるため会話をするデモンストレーションはできないが、人の表情を認識して対話するデモンストレーションなどが行われるとのことなので、KIROBO MINIの完成度を体感してほしい。

■トヨタ 公式サイト
http://toyota.jp


■ロボット宇宙飛行士「KIROBO」 - KIBO ROBOT PROJECT公式サイト
http://kibo-robo.jp/home

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