映画『栄光のル・マン』制作時にスティーヴ・マックィーンが使用していたポルシェ「911」がオークションに出品
故スティーヴ・マックィーンの代表作でもある映画『栄光のル・マン』に関連する記念すべきポルシェがまた1台、オークションに登場する。11月4日にフランスのパリで開催されるクリスティーズの「The Exceptional Sale」に出品されるという1971年型ポルシェ「911T」は、映画の冒頭シーンに登場する1970年型「911S」ではないが、マックィーンが映画の制作期間中に個人的に使用していたクルマだ。ル・マン24時間レースで2度の優勝を果たし、この映画でアドバイザーを務めたジョー・シフェールから譲り受けたものだという。

マックィーンのソーラー・プロダクションは、映画の撮影期間中にシフェールから4台の911を買い取っている。今回オークションに出品される911Tはそのうちの1台で、マックィーンがその後、作品でヒロインを演じたヘルガ・アンデルセンに贈るよう手配したもの。1994年に彼女が他界した際、彼女の親友が譲り受けたのち現在のオーナーに売却、今回オークションに出品される運びとなった。これまでのオーナーは皆、あまりこの911に乗らなかったようで、総走行距離は4万6,350kmを指している。この44年間で、月に平均88kmも走っていないことになる。

落札予想価格は25万〜35万ユーロ(3,320万〜4,650万円)。2011年にモントレーのオークションで、映画の冒頭で使われた911Sが最終的に137万5,000ドル(約1億6,500万円)で落札されたことに比べれば、だいぶお手頃と言えるかもしれない。さらに、シフェールがアンデルセンに同車を譲った際に渡した契約書のコピーと、スティーヴ・マックィーンが息子のチャドと一緒にこの911をバックに撮った写真が付属するそうだ。興味のある方は、クリスティーズの公式サイトをご覧いただきたい。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー