【東京モーターショー2015】ホンダ、新型燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」を披露!(ビデオ付)
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ホンダの新型燃料電池車(FCV)について、これまで分かっていたことは、来春に発売予定であり、航続距離が推定300マイル(約483km)以上(JC08モードでは700km以上)になること、米国では水素ステーションが最も多いカリフォルニア州から販売が開始されるだろう、ということくらいだった。しかし、今回の東京モーターショーで、重要な情報の1つである車名がようやく明らかにされた。「CLARITY FUEL CELL(クラリティ・フューエル・セル)」と呼ばれることになるそうだ。

FCVに関心のある人なら、これを聞いてピンと来たはずだ。ホンダが2008年にリース販売を開始したFCVの名前が「FCXクラリティ」だったのだ(それ以前に試行的にリース販売されていたFCVは「FCX」)。これまで「FCEV」として知られていたこの新型車は、ホンダのFCV開発の歴史において明確に一線を画すモデルであり、トヨタがFCVの「MIRAI(ミライ)」に込めた日本語の「未来」とは全く異なるメッセージを持っている(日本版編集者注:英語の"CLARITY"には「透明」とか「清澄」という意味があります)。

もう1つ興味深いのは、少なくとも日本では同車の初年度の販売対象として、通常と異なる顧客層が想定されている点だ。ホンダによれば、FCVの技術に関心を示している自治体や企業を中心に2016年3月からリース販売を行い、その後、個人の顧客へも販売する予定だという。日本での価格は766万円(消費税込み)。とは言え、ホンダは現在のところCLARITY FUEL CELLを「リース専用車両」としているので、これは"参考価格"ということになる。リース料金は期間・プラン等によって異なるという。5人乗りで、ボディカラーはプレミアムブリリアントガーネット・メタリック、ホワイトオーキッド・パール、クリスタルブラック・パールの全3色が用意される。

米Autoblogの記者は先週、短時間だがFCEVに試乗する機会を得た。興味のある方はこちらの英語記事で、新型CLARITY FUEL CELLの先進技術(燃料電池スタックの小型化、パワートレインのボンネット内への集約など)について確認していただきたい。

ホンダは、この新型車を単に「CLARITY」ではなく、一貫して「CLARITY FUEL CELL」と呼んでいる。その理由は、2018年に発売されると言われているプラグインハイブリッド車と電気自動車が、同車とシャシーを共有するだけでなく、ひょっとするとモデル名も「CLARITY PHEV」「CLARITY EV」といったものになるためかもしれない。




By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー