F1、独立系エンジンサプライヤーの参入を検討
近い将来、F1に新たなエンジン・サプライヤーが参入するかもしれない。これはF1運営組織トップのバーニー・エクレストン氏やプライベーター系チームの思いどおりになればの話だが。モータースポーツ専門サイト『Autosport』によると、FIA(国際自動車連盟)は、間もなく入札を開始する予定で、すでにいくつかのメーカーが興味を示しているという。

現在はメルセデスフェラーリルノー、そしてホンダが、ワークス系チーム(ルノーはレッドブル、ホンダはマクラーレンへ)の他に、ウィリアムズザウバートロロッソなどのプライベーター系チームにエンジンを供給している。新しいV6ターボ・ハイブリッドのパワーユニットは開発コストが膨れ上がったため、サプライヤー4社は供給先のプライベーター系チームに対して1シーズン2,000~3,000万ドル(約24~36億円)程と非常に高額な費用を請求している。この金額は旧レギュレーション下で使用されていた1,000万ドル(約12億円)程のV8エンジンよりずっと高額だ。

エクレストン氏は、自社チームを持たず公平性を保つことができ、プライベーター系チームに低価格でエンジンを供給する新たなサプライヤーを参入させる時期だとしており、既にいくつかのサプライヤーが検討されている。そのうちの1社は1963年からF1参戦の長い歴史を持つコスワースだと言われている。コスワースは2007~2009年までF1から遠のいたが2010年に復帰、2013年以降は再びF1から撤退している。

今回の提案は、来季のエンジンサプライヤーを確保できておらず、F1撤退の危機に瀕しているレッドブルにとっては特に好都合となるだろう。彼らは長いことルノー製エンジンを使用していたが、両社の関係は悪化しており、他の3社についてもエンジン供給の交渉は難航している。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー