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今回の東京モーターショーにおけるトヨタのテーマは「WHAT WOWS YOU?」。「あなたの心を動かすものは何ですか?」という意味であり、豊田章男社長によれば「世界中のお客様に"WOW"をお届けすること」、そして「世界中の街をもっと良く、楽しくすること」がトヨタの使命であるという。今回のモーターショーに出展されたクルマは、トヨタの社員が「自分たちの考える"WOW"を形にしたもの」だそうだ。

確かに、エントリー・モデルのライトウェイト・スポーツカーを提案する「S-FR」や、コンパクトな車体に4輪インホイールモーターを採用した燃料電池自動車「FCV PLUS」、「人とクルマ(機械)の関係再構築」を目指すというユニークな「KIKAI」など、現実化までの距離はおそらく様々だが、どれも思わず"ワォ!"と言いたくなるようなコンセプトカーばかりが並んでいる。

「ゼロ打数ゼロ安打では、世の中は変えられない。ヒットを打てるかどうか、分からなくてもバッターボックスに立つ」ことが大事だと豊田社長は言う。この言葉を受けて、なんとトヨタ・ブースにメジャーリーガーのイチロー選手が登場。毎年バッティング・フォームを変えているというイチロー選手は、トヨタが新型「プリウス」に新開発プラットフォーム「TNGA」を採用したことについて、「バッティング・フォームを変えてきたと思った」と言う。"バッティングフォーム"を変えることで必ずしも打率が上がるとは限らないけれど、トヨタは「勇気を持ってチャレンジ」し、「これからもずっとバッターボックスに立ち続けたいと思っている」と豊田社長はスピーチを締め括った。

なんとなく出来過ぎの感はあるけれど、今後トヨタのクルマ作りが目指す精神を表明した、良いプレス・カンファレンスではないかと記者は思った。是非、動画でご覧いただきたい。



■トヨタ 公式サイト
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