ロンドン・タクシー・カンパニー、電気モーターによる走行も可能な新型タクシーを発表
英国ロンドンに新しいブラックキャブ(黒塗りタクシー)「TX5」が登場する。この新型タクシーはロンドン・タクシー・カンパニーが長年製造してきた従来の車両と異なり、ディーゼル・エンジンを搭載していない。

替わってそのフロントには、4気筒ガソリン・エンジンとハイブリッド・システムが搭載されているという。だが、このパワートレインについて、ロンドン・タクシー・カンパニーを傘下に収める吉利汽車は、排気ガスを出さずに電気モーターのみで長時間の走行も可能ということ以外は明らかにしていない。この新型ブラックキャブは、2018年からロンドン市内を走るタクシーに義務づけられるゼロエミッション化に応えるものだ。

よく知られているように、ロンドン・タクシーには極めて小さな最小回転半径や広い室内など、多くの性能が要求されるが、このTX-5はもちろんそれら全てに適合している。ハイブリッド・システムを搭載するにもかかわらず、長年ハックニー・キャリッジ(英国でタクシーの正式名称)の特徴とされてきた小回りも利きも継承されているという。

環境にも優しい新型タクシーのTX5は、ロンドンにとって朗報であるだけでなく、イギリスの広い領域においても恩恵をもたらすはずだ。この導入に向けて、吉利汽車は英コベントリーに拠点を持つロンドン・タクシー・カンパニーに2億5,000万ポンド(約464億円)の投資を行うことになっており、さらに5,000万ポンド(約93億円)が年間3万6,000台の生産能力を誇る新たな施設に投入されるという。この年間生産台数はロンドンにおける新型キャブの需要をはるかに超えることから、吉利汽車はTX5をイギリス全土そして海外市場へ送り込もうとしているとも考えられる。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー