【ビデオ】トヨタ、ル・マンを走る「TS040 HYBRID」の回生エネルギーで、171人分の朝食を作る!
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今シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)も残すところあと2レースとなり、第5戦終了時点でポルシェに145ポイントの差をつけられているトヨタは、昨年と違い今年はチャンピオンになれそうもない。だが、タイトルは獲得できなくても、トヨタのLMP1マシン「TS040 HYBRID」は、大勢の人たちのために朝食を作ることができる。

何を言っているのか意味が分からないって? 真面目なモータースポーツ・ファンならそう文句を言うかも知れない。あるいは非常にモータースポーツに詳しいマニアなら、ピンと来てニヤリとするかもしれない。つまりこういうことだ。このトヨタのLMP1レースカーは、ル・マンのコースを1周する間のブレーキングから、6メガジュールもの減速エネルギーを回収することが出来る。これによって作動する電気モーターを3.7リッターV8エンジンと合わせると、最大1,000馬力を超えるパワーを生み出すほどのエネルギーだ。

トヨタは、それがどれだけ凄いことかを分かりやすく示すために、マシンを走らせるためではなく、その回生エネルギーを使って、171人分の目玉焼き、トースト、コーヒーの朝食を作って見せた。その結果は電気だけに、かなり"シビれる"ものとなっている。

まず、現代のLMP1のマシンが実際に膨大なエネルギーを回生しているということに驚かされる。だが、ポルシェはさらに大きい8メガジュールを回生しているのだ。また、ビデオの視覚効果は素晴らしいが、少々芝居じみている気もする。なぜなら、ハイブリッドとはいえ、あれだけパワー全開のV8エンジンの近くに立っていたら、朝食が出来るのを待っている人たちの耳はおかしくなってしまうはずだから。

それはともかく、内容はとても興味深いので、早速トヨタの妙技を映像でチェックしてみて欲しい。ビデオに登場するドライバーの中嶋一貴選手が技術の背景について語っている2本目の映像も併せてご覧いただきたい。






By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー