10月24日〜25日、東京お台場にてドリフトの祭典「D1 GP(グランプリ) 東京ドリフト」が開催されると聞きつけ、ドリフト自体を映画かマンガの世界でしか見たことがない「ドリフト初体験」の筆者が、ドギマギしながらその現場に初潜入。
立ち込める白煙と焼け付くタイヤのにおいに身を置きながら必死に間近で体感した、ド迫力のドリフトの光景をお届けしよう。


"ドリフト"と聞いたら、改造をしたクルマが夜な夜な倉庫街や高速などに集結し、クルマを高速走行させ、滑らせ、その腕を競う・・・
といった映画「ワイルドスピード」のようなイメージをもつ読者も少なからず、いるだろう。


■ドリフト とは?
「D1 グランプリ 東京ドリフト」のホームページによれば、
『後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法のこと。そのときドライバーは通常の運転の限界を超 えた領域で、曲がっていく方向とは逆にハンドルを切り、非常に高度なバランスをとってクルマをコントロールすることになる。ドリフトの最大の魅力は、その 超非日常的なクルマの動きだ。』


■D1グランプリとは?
こう名付けられたこの大会は、正式名称を「全日本プロドリフト選手権」と言い、同じくホームページからの抜粋となるが、
『ドリフト走行のカッコよさで勝敗を決める競技。ドリフト競技においてドライバーはコーナーのはるか手前からクルマを滑らせてドリフトを開始し、エンジン音を とどろかせてコーナーを通過し、猛烈な白煙を上げて加速する。その勝敗はマシンの性能より、ドライバーのウデに依存するところがはるかに大きい。そのドリフトのウデを競う競技、それがD1グランプリシリーズなのだ。』


東京開催ということもあって、こうも小さく狭いコースにして「よくぞ果敢に攻められるなぁ」と驚きと感嘆。


映画で観る興奮度合いとは全く違う!大音量と大迫力!!

白煙を十分に浴びながら、スピードと技術を観客とともにマジマジと見入ることになる筆者。
これは、れっきとしたモータースポーツであることをすぐに認識できたのであった。

D1 グランプリは大会であり、競技なので、ルールがありトーナメント式で「単走」とか「追走」とか出てくるのだけれども、詳細は大会ホームページをご覧いただくとして、この間近で体感してきたモータースポーツの様子は以下のギャラリーにてご覧いただきたい。




Related Gallery:D1 GP,Tokyo_Series Rd.6


レース観戦の合間には、各車のチューニングを行うオープンピットも身近に見ることができる。


Related Gallery:D1 GP,Tokyo_Open pit

さて、この「D1グランプリ」に華を添えたのが、スポンサー協力をしているモンスターエナジーが繰り広げたいくつかのショータイムイベント。

ドリフトとは異なるパフォーマンスを披露し、会場をいっそう盛り上げた。

こちらも紹介しておこう。

■二つのバイクパフォーマンス

その1:スタントバイクパフォーマンス


世界各国で活躍するスタントバイクチーム"EMPIRE(エンパイア)"によるバイクパフォーマンス。


「バイクはそうやって乗ることもできるのですね!?」とお聞きしたくなるような技の数々を繰り広げる世界的に有名な4人のアスリートは、この大会のために今回集結した。

Related Gallery:D1 GP,Tokyo_STUNT BIKE


その2:FMXパフォーマンス

フリースタイルモトクロス(FMX)は、ドリフトコース内に設置されたキッカーと呼ばれるジャンプ台から25mの距離を12mの高さで飛び越えながら、後方宙返り(バックフリップ)などの多彩な技を繰り出すスーパージャンプエンターテイメント。


Related Gallery:D1 GP,Tokyo_FMX


なかなか間近で見ることのない妙技が、次々と繰り出され、二つのバイクパフォーマンスともに会場を沸かせ続けていた。


■フォーミュラ・ドリフトチャンピオン:ヴァン・ギットンJr.

「ドリフトは日本人だけのものじゃないぜ」とアメリカのドリフトチャンピオン、ヴァン・ギットンJr.選手も自身のマシンを持ち込み、今回来日した。


気さくにも記者たちと談笑の場を設けてくれた。
*アメリカのドリフト競技の名称は「フォーミュラ・ドリフト」通称:フォーミュラD
(フォーミュラとあるが、フォーミュラカーではなく市販乗用車をベースに改造した車により競技するモータースポーツ)



Q)日本に来ての感想は?
A)日本はとても好きだし、素晴らしいところです。今回の来日は時間に余裕があったので、あちこち行ってみることができた。
いろいろなものを食べた・・・焼き鳥、寿司、焼肉、たこ焼き・・・何でもトライしたよ。

Q)アメ車でのドリフトの有利な点は?
A)まずエンジンが大きいこと、トルクももちろん。
セッティングは日本と違う。レーシングカーに近い。
自身のチームメンバーがレース出身だったり、とスキルを持ったメンバーが集結してよくしてくれているから、ドライバーがコントロールしやすい。
でもこれは、日本だって一緒のこと。(アメ車、日本車といった)見た目は違うけれど、心は同じだ。



Q)日本は古いクルマをドリフトに使用することが多いがアメリカは?
A)アメリカは新しいクルマが好き。自分がいくら古いクルマが好きだったとしても競技では新しいクルマを使う。それがプロのレベル。ファンももちろん新しいクルマが好きなんだ。

Q)今回のマシンであるニューマスタングをドリフト用にすることで大変だったことは?
A)クルマの中身は10年同じだから、ノウハウがあるので特に問題はなかった。
レギュレーション(規定)が厳しいから、もし、中身が新しかったら部品のひとつひとつにおいてとてもセッティングが大変なことになるだろう。ただ、このチームであれば、大変だろうけれどきっとできる、という自信がある。



Q)今回の東京のコースはどうか?
A)東京の中に設定されるコースというのはとても珍しい。そして観覧客の皆さんにとても近いので盛り上がるし楽しい。
一般的なレースコースと比べたら本当に狭くて小さくて・・・だから余裕がない、息が抜けないからずっと100%の力を出し続けることになる。
と言っても、自分のスタイルはどのコースでも100%を出しているけどね。


走ることが大好き、ハンドルを握っているときが一番好きなとき・・・と語ってくれたヴァン・ギットンJr.選手。
24日はシリーズ戦のため、彼の競技への出場はなかったが、以下のショータイムにおいてその高いパフォーマンスを披露してくれた。

■モンスターエナジー 2×4 ショーケース


ヴァン・ギットンJr.選手や先にご紹介したライダーたちが夢の共演を果たしたパフォーマンスショー。

こちらも見ごたえ十分。

2輪と4輪の究極のエクストリームショーとして初めてこの東京ラウンドにて披露された。

Related Gallery:D1 GP,Tokyo_Vaughn Gittin & MONSTER ENERGY Booth



25日は「ワールドチャンピオンズ」というレース設定、選ばれし選手が競技を行う。
ヴァン・ギットンJr.選手もこちらへ登場。D1競技に参加するとのこと。
実際の競技走行を生で見られるチャンスだ。


■競技観戦だけじゃない!無料で楽しめるイベントやブースが盛りだくさんの会場!!
ドリフト競技をしっかり見たい、という方にはチケット購入によるスタンド観覧席がオススメだが、あいにくスタンド席はすでに前売り券が完売のようだ。
当日販売のみの有料エリア入場券は数量限定で発売されるという。
が、無料でも楽しみ方はいろいろある。

パブリックビューイングできるモニターが設置され、観戦チケット無しでもD1 グランプリの迫力を近くで感じることができる。

また、カスタムカーや高級マシンの展示、トークショーやスタントバイクのパフォーマンスタイム、関連グッズ販売や屋台の出店などなど、会場に身を置くだけでいろいろな楽しみ方ができそうだ。


Related Gallery:D1 GP,Tokyo_Booth


ドリフトにあこがれを持っていた方は、もちろん観戦をオススメ。
筆者のように全く未知の世界だという方も、一度、自身の先入観を少し横へ置いておいて、こんなイベントを体感してみるのもおもしろいだろう。
いつの間にか白煙もにおいも気にせずにその技に吸い込まれて自然と拍手を送っている姿があるに違いない。(D1 グランプリ 東京ドリフトは、10月25日まで開催)


■D1グランプリ
http://www.d1gp.co.jp/

■東京ドリフト
http://www.d1gp.co.jp/03_sche/gp2015/gp1506/gp1506_time.html