アウディ、ブラジルで「A3」のフレックス燃料車を生産開始!
アウディは、ブラジルで同社初となるフレックス燃料車の生産の開始を発表した。特に米国や欧州では、親会社のフォルクスワーゲン(VW)ディーゼル不正問題による状況の悪化を回避できていないアウディだが、南半球では良い感触が得られるかもしれない。

アウディは、2016年型「A3 セダン」をブラジル初の自社工場において生産開始する。搭載される1.4リッター「TFSI フレックス」エンジンは、従来のガソリンまたはエタノール、もしくはそれらの混合液で走行が可能だ。ブラジルでは、長きにわたって政府がエタノールを奨励し、原料となるサトウキビも大量に生産されているため、今回の判断は理に適っている。

特にVWのディーゼル不正問題による影響を被る現状では、アウディにとって前向きなニュースすべてが良い材料となるだろう。排出ガス検査をクリアするための不正なソフトウェアを搭載しているVWやアウディのディーゼル車は、全世界で1,100万台に及ぶといわれ、アウディは最近、ディーゼル車の「A3 TDI」が2010年に受賞したグリーン・カー・オブ・ザ・イヤーの栄誉を、米国自動車雑誌『Green Car Journal』から剥奪されるという痛手を負っている。同賞で過去の受賞が剥奪されるのは初めての事だ。

また、VWはブラジルでフレックス燃料車を販売してきた長い歴史がある。2003年にブラジルでのフレックス燃料車の供給を開始すると、2年後には同国の自社工場におけるその生産台数が年間30万台を突破。この人気を受けて、日産ホンダなどの各メーカーがこぞって追随した。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー