フォルクスワーゲン、米国市場向け2016年型「パサート」の詳細を発表
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フォルクスワーゲン(VW)はアップデートされた2016年型「パサート」を9月に発表し、ディーゼル排出ガス不正問題を受けて米国に新型モデルが投入されなくなるのではないかとの見方を否定した。発表時に分かったのは、新型パサートの価格が820ドルの輸送費込みで2万3,260ドル(約280万円)からとなることのみだったが、ついに全ラインナップの詳細や価格が明らかになった。

最上位モデルを除き、エンジンは最高出力170hp、最大トルク25.4kgmを発揮する1.8リッター4気筒直噴ターボエンジン「TSI」が搭載され、これに6速ATが組み合わされる。エントリー・グレードの「パサートS」は、昨年と同価格に据え置かれているが、VWによれば5インチの「MIB Ⅱ」インフォテインメントシステムや、ポストコリジョンブレーキシステムなど1,315ドル(約16万円)相当の装備が追加されているという。オプションのLEDライトパッケージは「パサートS」では1,245ドル(約15万円)だが、トリムによって価格は異なる。

米市場に初投入される「パサート R-Line」の価格は2万4,795ドル(約300万円)で、ブラックのアクセントが付いたフロントバンパーや専用リアディフューザー、19インチ・ホイールと235/40タイヤなどを装着する。R-Line コンフォートパッケージを775ドル(約9万円)で追加すると、運転席のパワーシート、運転席/助手席のシートヒーター、レザーレットによるインテリア、エクステリアミラーとウォッシャーノズルのヒーターが装備される。

2万7,100ドル(約325万円)の「パサートSE」には17インチホイール、サンルーフ、6.3インチの「MIB Ⅱ」システム、アダプティブクルーズコントロールが含まれる。さらに、2万9,230ドル(約350万円)の「SE w/Technology」には、ブラインドスポットモニター、プッシュボタンスタート、リヤトラフィックアラート、ナビゲーション、雨滴検知式ワイパー、自動防眩ミラーなどが追加される。

この上位モデルとなるのが3万1,315ドル(約375万円)の「SEL」で、こちらには18インチホイール、フェンダー製プレミアム・オーディオ、「ヴィエナ」レザーのシート、運転席/助手席のパワーシート、トランクスルーなど、豪華な装備が盛りだくさんだ。

1.8リッターTSIの最上級モデルが、3万5,090ドル(約420万円)の「SEL Premium」。ステアリングの補正を含めた車線維持アシストシステム"Lane Assist"、アクティブブラインドスポットモニター、フロント/リアパークディスタンスコントロール、駐車時のステアリングアシスタントという、さらに充実した機能に加え、LEDライトも標準装備される。

そして3万7,655ドル(約450万円)の「V6 SEL Premium」は、最高出力280hp、最大トルク35.7kgmの3.6リッター「VR6」エンジンと6速DSGを搭載する。このトップ・グレードには、クローム仕上げの台形デュアルエキゾーストチップとヒルホールドコントロールも追加される。

一方、ディーゼルモデルの2016年型「パサートTDI」の価格は発表されていない。同モデルがEPA(米国環境保護庁)の認可を受けて発売に至るには、問題となっている不正ソフトウェアを修正する必要があるからだ。さらに詳しく知りたい方は、プレスリリース(英語)をどうぞ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー