フォルクスワーゲン前CEOのヴィンターコルン氏、 ポルシェSEのCEOも辞任
マルティン・ヴィンターコルン氏によるフォルクスワーゲン(VW)グループからの「完全撤退」が間もなく完了する。ひと月ほど前にVWのディーゼル車排出ガス不正問題によりCEOを引責辞任した同氏だが、今度は同社の筆頭株主である持ち株会社のトップの座からも退く運びとなった。

VWが数年前にポルシェAG(自動車メーカー)を吸収した際、ポルシェ オートモービルホールディングSE(持ち株会社)がVWの筆頭株主となり、ヴィンターコルン氏をポルシェSEの取締役会会長(ドイツでの肩書きで、CEOに相当)に就任させ、両社の絆を強化した。それ以来、同氏はポルシェSEのCEOを務めていたが、今回正式にこの職を辞することが発表された。

ポルシェSEは後任にハンス・ディーター・ペッチュ氏をCEOとして起用。ペッチュ氏は最近VWグループの次期監査役会会長に任命されたばかりで、しかもそれ以前はフォルクスワーゲンAGとポルシェSEの財務担当取締役(CFO)でもあった。VWにおける経営の舵取りとしては、ヴィンターコルン氏の後任にマティアス・ミューラー氏が就任し、前ポルシェCEOがVWグループ全体のCEOとなった。

一連の人事異動により、VWグループからのヴィンターコルン氏の完全辞職まで、あと少しのところまで来ている。現段階では、同氏は依然としてVW傘下のアウディスカニアトラック&バスGmbH幹部職に留まっているが、正式にこれらのポストから退くのも時間の問題と見られる。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー