横浜ゴム、フィンを配置したエアロダイナミクスタイヤを開発
現代のクルマでは、燃費性能を向上させる取り組みの1つとして、ウィングやベントを用いて走行中の空気抵抗を減らす方法がよく採用されている。横浜ゴムは、その機能をこれまでとは全く違う場所、つまりタイヤに持たせる方法を開発中だ。このタイヤは表面に特徴的なフィン状の突起が配置されており、車体の側面と下部の空気の流れを制御することで燃費の向上に貢献するという。

横浜ゴムは2012年の終わりに、タイヤの車両装着時内側のサイドウォールにフィンを配置したところタイヤハウス内の空気抵抗が低減したという研究成果を発表した。最新のデザインには、東北大学と共同でスーパーコンピューターを活用した研究結果が反映されているそうだ。同社は現在、タイヤの車両装着時外側のショルダー部に斜めにフィンを配置し、さらなる性能向上を追求している。プレスリリースによれば、このフィンが走行時に、タイヤ上部では空気抵抗の低減に、タイヤ下部では車両のリフトの抑制に役立つことが分かったという。その効果で燃費がどれほど向上するのかは、残念ながらまだ明かされていない。

今のところ、横浜ゴムが公開しているレンダリング画像では、フィンの大きさがよく分からない。また同社は、この斬新なデザインを実用化する時期についても述べていないが、10月28日に開幕(一般公開は30日から)する東京モーターショーでプロトタイプを公開するとのこと。実物を目にするのが今から楽しみだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー