日産のEV部門幹部、電気自動車版「GT-R」の開発に意欲
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日産「GT-R」の現行モデルが古くなるにつれ、次期型にはどんなテクノロジーが搭載されるのかというがますます増えているようだ。それらの憶測をすべて飛び越え、日産のある幹部が同社の象徴的モデルをさらに未来的なものへと推し進めたいという夢を、『トップギアウェブサイト版に語った。欧州日産のEVディレクター、ガレス・ダンスモア氏は、今後GT-Rがハイブリッドになるかどうかに拘わらず、いつの日にか完全に電気自動車のGT-Rが実現すると考えているという。

「パフォーマンスカーのような車種に電気自動車の技術を採用することは、技術的には何も問題ないと私は思っています」と、ダンスモア氏は語っている。しかし、ゴジラ・ファン、もといGT-Rファンの皆さん、色めき立つのはまだ早い。「現時点では電気自動車のGT-Rを製作することはできません」と同氏は認め、「作りたいかって? ええ、是非とも」と続けた。

ダンスモア氏によれば、GT-Rを完全な電気自動車にするためにはいくつものステップを踏まなければならないという。日産と彼のチームは、電気自動車が最高クラスのパフォーマンスカーと対等に戦えることを証明する必要がある。「世界中のクルマを打ち負かさなければならない」というのだ。

ダンスモア氏の夢であるGT-RのEV化については、実は数年前にも噂があった。遡ること2010年、少なくとも日産の検討しているいくつかの選択肢の1つとして、GT-RをEVにするというアイディアも考えられているようだという報道があったのだ。これは、厳しくなりつつある排ガス規制によって"ゴジラ"がおとなしくなってしまうのではないかという懸念から出たものだ。

2010年当時、電気自動車版GT-Rは前衛的すぎて現実味がなかったが、それから状況は変化した。超加速モード「ルーディクラス・モード」を搭載するテスラ「モデルS」は、スポーツカーに一点集中したデザインではないにもかかわらず、0-60mph(約96.6km/h)を2.8秒で加速すると謳っている。もし日産がパフォーマンスだけを追求した電気自動車を作り上げるとしたら、いったいどんなものになるだろうか...?


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー