上のキャプチャ映像は駐車場を撮影したものではない。中国の巨大な高速道路の上空からドローンが捉えた、驚くべき大渋滞の様子である。

この渋滞は、中国の建国記念日にあたる「国慶節」を祝う10月1日から7日の大型連休で、帰省先から戻る大勢の人たちによって発生した。休みが終われば、仕事があるので帰らなければならない。しかし、その多くの人々が旅の足にクルマを利用するため、実に50車線もの道路を埋め尽くす事態が起こってしまったのだ。ここは料金所が新設され、一気に車線が20に減ってしまうため、渋滞が発生しやすい場所だという。

英紙『テレグラフ』によると、中国の人口の半数近くがこの大型連休を利用して遠出をするとのこと。その数はなんと7億5,000万人に及び、鉄道は寿司詰め、空港は大混雑で、国内有数の大きな高速道路「G4」でさえ"駐車場"と化してしまった。G4は、京港澳高速道路とも呼ばれる、北京から香港、マカオに至る全長2,283kmの主要な幹線道路で、連休の帰省時に最も人気のあるルートとなっている。

中国の大渋滞は瞬く間に有名となったが、オランダのカーナビ・メーカーであるTom Tomが昨年発表した調査結果によれば、中国のドライバーは平均で年に9日間を渋滞に費やしているそうだ。




By Erin Marquis
翻訳:日本映像翻訳アカデミー