【噂】ポルシェがGT3用エンジンにMTを組み合わせた「911 R」を計画中?
ポルシェの中でもベストとされている2つのモデルは、2ペダルのPDKしか設定がない。このオートマチック・トランスミッションは間違いなく世界最高のものだが、やはりマニュアルと同じ感覚というわけにはいかない。ポルシェ「911 GT3」の現行モデルは発表後、PDKのみになることが分かると、多くの不平や不満の声が挙がった。だが、米自動車雑誌『Car and Driver』によれば、ついに3ペダル派のMTファンが本当に望むポルシェが登場するとの噂があるという。

『Car and Driver』によると、ポルシェは「カレラ」のリミテッド・エディションに「911 R」のバッジを復活させる可能性があるようだ。このモデルは500馬力近い最高出力を発揮する自然吸気式水平対向6気筒エンジンを911 GT3から受け継ぐだけでなく、これにマニュアル・トランスミッションが組み合わされるという。この高出力に対応できるなら、評判の良いカレラの7速MTが採用されるのだろう。

そして、その外観だが、これがおそらく最もエキサイティングな話題ではないかと思われる。『Car and Driver』によれば、ポルシェの内部関係者はこの911 Rのことを、高性能を誇示せず控え目で飾り気のないボディを纏うことから"羊の皮を被った狼"と表現したというのだ。一見、通常のカレラと同じように見えながら、中身はGT3並みの高性能。それを窺わせるものは、かつてモータースポーツ用モデルとして少数が生産された"911 R"の名前を受け継ぐバッジのみ。今の時代に敢えてクラッチ・ペダルを求めるような人なら、こんな911がお好みなのでは?

この『Car and Driver』が報じる噂については、裏を取れる情報を引き続き追っていくつもりだが、今のところ鵜呑みにはできないことをご了承いただきたい。もし911 Rが日の目を見ることになれば、デビューは来年3月に開催されるジュネーブ・モーターショー 2016になるだろう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー