日産、ハイパフォーマンスSUV「パトロールNISMO」をドバイで公開!
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日産のモータースポーツおよびパフォーマンス部門であるニスモは、これまで様々なクルマに"魔法"をかけてきた。だが、それらの全てがスポーツカーをベースにしているというわけではないし、北米市場で販売されるとも限らない。今回ご紹介するのは、そのどちらにも当てはまらない最新モデルだ。

日産は、ドバイにサブブランドとしての「NISMO」を導入するにあたり、日本未発売のSUV「パトロール」をハイパフォーマンス化した「パトロール NISMO」をその先陣に立てた。日産 パトロールは北米市場において「インフィニティ QX80」の名で知られるSUVと設計を共有するモデルで、主に中東などの富裕層向けに販売されている。その"NISMO"バージョンでは、オフロード性能やラグジュアリーといった面からのアプローチでなく、(ご想像どおり)オンロードでのパフォーマンスを追求。その結果、パワートレインから内外装、足回りまで、全体的にニスモによる手が入れられている。

まず、5.6リッターV型8気筒エンジンは、日産の「匠」と呼ばれる職人がチューニングを施し、最高出力が400hpから428hpに引き上げられた。サスペンションにはビルシュタイン社製ショックアブソーバーが採用され、ハンドリングと乗り心地が向上しているという。これに22インチのレイズ製鍛造軽合金ホイールが組み合わされる。スポーティに調整されたパワーステアリングは、正確性と応答性が高められているという。"ゼロ・リフト"のエアロダイナミクスを実現したボディ・キットで、エクステリアはアグレッシブさが増した。メーター・パネルやステッチに赤がアクセントとして使われたインテリアも、引き上げられたパフォーマンスを操るのに相応しい環境にリデザインされている。



その結果、パトロール NISMOは、メルセデス・ベンツGL63 AMG」、ランドローバー「レンジローバー・スポーツSVR」、そして今後の登場が予想されるキャデラック「エスカレード」のパフォーマンス・バージョンといった高性能SUVのジュニア版としての可能性を秘めていると言えるだろう。しかし当分の間、販売はアラブ首長国連邦に限定されるという。日本や米国のショールームに置かれる可能性は低い。NISMOのクロスオーバー車をご希望の方は、「ジューク」で満足するしかなさそうだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー