名古屋のディーラーが、世界に1台のランボルギーニ「ミウラ イオタ SVR」を販売中
ランボルギーニミウラ」はどれも美しいが、名古屋の希少車ディーラー、ビンゴスポーツで販売中の「ミウラ イオタ SVR」はそれらの中でも特別だ。ドイツのランボルギーニ・ディーラー社長だったヘルベルト・ハーネ氏の注文により、ミウラをベースにカスタマイズして生み出された珠玉の1台である。

オリジナルの「イオタ」と呼ばれるクルマは、ランボルギーニのテスト・ドライバーを務めていたボブ・ウォレスらが、レース参戦を念頭に製作したワンオフの開発車両で、通常のミウラと比べ、大幅な車重の低減、空力性能を向上させる固定式ヘッドライトやフロントのスプリッター、幅広のマグネシウム合金製ホイールとそれを覆うワイドなフェンダー、そして大幅にパワーアップされたドライサンプ式エンジンなど、非常に多くのアップグレードが施されていた。ところが、イタリアで起きた不幸な事故により、このイオタは(エンジンを残して)全損してしまう。つまり、"本物のイオタ"は現存していない。しかし、その存在を知った顧客から要望が寄せられたため、ランボルギーニはファクトリーでミウラをベースに「SVJ」の名前を与えたレプリカを製作。この"イオタ仕様"は現在、信じられないくらいの高値で取り引きされている。

一方、ビンゴスポーツが販売しているハーネ氏の「SVR」はまた、それらとも少し異なる。1968年モデルのミウラをベースに魅力的なボディに造り替えたもので、1975年に完成したという。リアフェンダーはピレリ製の新型タイヤに合わせて、驚くほどワイドなデザインとなっている。さらにエンジンカバーには、閉じているとルーフ上に位置するウイングを追加。インテリアにも手が入れられ、快適な革張りのレカロ製シート、ブラウプンクト製オーディオが装備された。

約1年に及ぶカスタムワークの後、イオタはスーパーカー・ブーム真っ直中の日本に辿り着いた。以後40年の間、同車はこの地に留まり、数年前には3年間をかけたフルレストアも完了しているとのこと。確かに写真を見る限り、この唯一無二のスーパーカーは全ての面において完璧に仕上げられているように思われる。この美しいSVRの価格はウェブサイトに記載されていないのだが、Autoblog 米国版の編集部では現在ビンゴスポーツに問い合わせ中だ。回答があり次第、情報をアップデートするのでお楽しみに。


By Chris Bruce
Source: BINGOSPORTS
翻訳:日本映像翻訳アカデミー