スイスのリンスピード社がCESに出展する新型コンセプトは、ドローン用ヘリポートを備える自動運転スポーツカー
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スイスの自動車メーカー、リンスピードが毎年何か新しいモノを披露するのは、決まってジュネーブ・モーターショーであり、それ以外のイベントを選んだことはなかった。しかし、どうやら方針を転換したらしい。2016年早々に米ラスベガスで開催されるCES国際家電ショーに、全く新しいコンセプトカーを出展すると、同社創始者・CEOのフランク・M・リンダークネヒト氏が発表した。地元からは実に8,000kmも離れた、言わば「別世界」である。

この新しいコンセプトカーはその名を「Ʃtos」と言い、最近のリンスピード社のデザインの流れを踏襲した「自動運転車」である。今回は、リビング・ルームに車輪を付けるのではなく、なんとスポーツカーにしてしまった。一体何が嬉しくてスポーツカーを自動運転にしてしまうのか少々理解に苦しむが、その理由を確かめるのを楽しみにすることにしよう。

スイスにある「イノベーション・ラボ」で自社デザインされた22番目のコンセプトカーとなるこのƩtosは、"スポーティなハイブリッドのパワートレイン"(詳細は未発表)を搭載し、車体後部にはドローン離着陸用のミニヘリパッドが装備されている。コクピットのステアリングは、自動運転モードになると自動的に折り畳まれてダッシュボードに収納され、2人の乗員の前には各人用のディスプレイがせり出してくるという。

ところで、今回はなぜ、地元ジュネーブのモーターショーではなく、CES家電ショーを発表の場に選ぶのだろうか。「自動車エンジニアリングの未来、その中でも社会に大きな変化をもたらし、殊に"破壊的技術革新"と呼ばれるものは、デジタルの領域からやって来る。だから大手メーカーやサプライヤーがこぞってCESに出展しているのだ」と、同社リンダークネヒト氏は語っている。

同社のCES出展に関するプレスリリース(英語)はこちらからどうぞ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー