ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会である「国際福祉機器展 H.C.R2015」が10月7~9日まで東京ビッグサイトで開催された。

マツダのブースでは、通常の福祉車両の他、車いすの人でも使えるキャンピングカー「ボンゴ・アミティ多目的サポートカー」の展示を行った。キャンピングカーでの福祉車両の展示は非常に珍しいので注目を浴びていた。
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ベース車両となっているのは、名前の通り商用車で定評のあるボンゴだ。

キャンピングカーへの改造は、様々なキャンピングカーを手掛けるエートゥーゼットが行っており、今回マツダのブースの一角で展示車両が出展されていた。

説明員によると、既に通常タイプのキャンピングカー「アミティ」として累計1,000台以上生産されており、今回の出展は、車いすを使うことができるように改造を加えた点が新しいとのことだ。

近年、年配層が時間を気にすることなく、道の駅など名所をキャンピングカーで旅することが人気となっているが、そういったユーザーで、同伴者がもし足が不自由になった場合でも、この車があれば、気軽に旅を楽しむことができるに違いない。


車いすは、車両後方の扉に設置された電動リフトで載せることができる。もちろん、設置されたリモコンで車外から操作することも可能だ。


車いすは車内に2脚搭載することが可能で、さらに、車に固定することもできるので、定員5名のうち2名は車いすに乗ったまま車で移動することが可能となっている。


運転席上部には2名分が寝られるベッドスペースが用意されている。車いす使用者には、さすがにこの高い位置には登ることはむずかしそうだ。

展示車両には装着されていないが、車両後方に跳ね上げ式のベットなどを装着することもできるとのことなので、もちろん、車いすの使用者でも車中泊もできる。


運転席周りは、ベース車両に準じている。ただし、運転席からリアのスペースに移動することできるような構造にはなっているので雨の日でも外から移動する必要はない。

今回の展示車両では、車いすの方が運転したり、寝たりできるような仕様にはなっていないので、介助者とともに出かけるような使い方が想定されているが、いろいろとカスタマイズは可能とのことなので、ユーザーの要望を伝えて、仕上げてもらうとよいだろう。

気になる販売価格は、仕様によって異なるが、500万円程度とのこと。もし、家族が車いすを使う生活をしていてキャンプを諦めていたら、ボンゴ・アミティ多目的サポートカーがお勧めだ。

■マツダ 公式サイト
http://www.mazda.co.jp


■株式会社エートゥーゼット 公式サイト
http://atozcamp.com/