第44回東京モーターショーの開催が今月28日(一般公開は30日)に迫る中、ついに三菱自動車が出展概要を発表した。一見かなりドラマチックなデザインに、"次世代EVシステム"を搭載するコンパクトSUVのコンセプトカー「eX Concept」が世界初披露される。

コンパクトSUVに「シューティングブレークのもつ上質さとクーペスタイルを融合させ、キビキビと街を疾走するスポーツクロスオーバースタイルを提案」するというボディは5人乗りで、全長4,240mm × 全幅1,780mm × 全高1,575mm。「ダイナミックシールド」と呼ばれるフロントのデザインや、鋭くつり上がったヘッドライト、特大のデイタイム・ランニング・ランプなど、近年目にしてきた現在の三菱によるコンセプトの全ての特徴を備えていると言えるだろう。

次世代EVシステムは、車両下部にレイアウトされた45kWhのリチウムイオン・バッテリーと、前後に2基の電気モーターを搭載し、それぞれ最高出力70kW(95ps)を発生して4輪を駆動。車両運動統合制御システム「S-AWC」によって「意のままの操縦性と卓越した安定性を発揮」するという。航続距離はJC08モードで400kmと発表されている。

フロントウインドシールドには、AR(拡張現実)技術を応用した「ARウインドシールド」が採用され、前方の視界に、次世代の情報システムを活用したコネクティッドカー技術と連携して様々な情報を表示する。それらの情報は、ナビゲーションシステムと連動した進路案内や、先進の予防安全技術と連動する「車間警報」「車線逸脱警報」、カメラによる「標識認識」が捉えた固定・変動標識情報などが含まれるそうだ。メーターの両サイドにはドアミラーに代わるサイドビューモニター、オーバーヘッドコンソールにはルームミラーに代わるリヤビューモニターが搭載されている。

このまま市販化されるとは考えにくいが、デザインやパワートレイン、先進的な機能(の少なくとも一部)は、これから登場する市販モデルに受け継がれることだろう。

今回の東京モーターショーに三菱自動車が出展するコンセプトカーはこれ1台のみ。他に、バハ・ポルタレグレ500参戦車(レプリカ)を含む「アウトランダーPHEV」や、クリーンディーゼルエンジンを搭載する「パジェロ」、「eKスペース」のカスタムモデルなど、計15台が出展されるそうだ。詳しい情報は公式サイトのスペシャル・コンテンツをご覧いただきたい。


By Noah Joseph, Autoblog Japan Staff