魅力的なポルシェ「ケイマン ブラック・エディション」
筆者がアメリカン・エキスプレスのセンチュリオン・カードを初めて見たのは、以前レストランで働いている時であった。見たことがないという方のためにお伝えしておくが、通称ブラック・カードとして知られるこのセンチュリオン・カードは実際に存在する。その通称のとおり黒い色のこのカードは、チタン製で、その冷たい感触と、通常のカードよりもずっしりと重いことから精巧に作られた1つの工業製品のようにも感じられる。その時には、まるでドイツ製の製品のようだと感じた印象を拭い去ることができなかった。"アメリカン"と名がついているにも関わらず、である。

それはさておき、今回ご紹介するポルシェ「ケイマン ブラック・エディション」は多くの点でブラック・カードのようだ。もちろん、色が同じだというのがまず1点。ボディの色は標準ではグロス・ブラックとなっているが、オプションとしてジェット・ブラック・メタリックもプラス710ドル(約8万5,000円)で選択可能だ。インテリアもボディに合わせて黒のパーシャル・レザーで統一されている。他にも、この"特別"なケイマンには、スポーツ・デザイン・ステアリング・ホイールや20インチ「カレラ クラシック」ホイール、ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)を内蔵したバイキセノンヘッドライト、ナビゲーション・システム、シートヒーター、自動防眩ミラー、レインセンサー、クルーズコントロール、フロントとリアのパークアシストシステムが装備されるという。

先ほど、ブラックというカラーと特別感はセンチュリオン・カードに似ていると言ったが、多くのブラック・カード保有者が買おうとするのは、このケイマンではないだろう。何故ならこのブラック・エディションは、最高出力275psの2.7リッター水平対抗6気筒エンジンを搭載するエントリー・モデルがベースであり、その上にはよりワイルドな最高出力325psの「ケイマン S」や340psの「ケイマン GTS」、そして385psの「ケイマン GT4」があるからだ。ケイマン ブラック・エディションの0-100km/h加速はマニュアルで5.7秒、PDKオートマティックで5.6秒となっている。もし本当に"時は金なり"というのであれば、ブラック・カード保有者たちはこの数字に満足しないだろう。

価格は、6万195ドル(約722万円)からとなっており、通常のケイマンより6,600ドル(約79万円)も高い。高すぎると思われるかもしれないが、ポルシェの担当者によればブラック・エディションの装備を通常のケイマンに追加すると1万2,825ドル(約154万円)になるとのことだ。

同時期に発表された日本仕様はハンドル位置が右と左から選べ、消費税込み価格は6速MTが719万円、7速PDKは776万円。10月5日から注文受付中だ。

詳しくは以下のリンクからポルシェ ジャパン公式サイトをご覧いただきたい。
http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayman/cayman-black-edition/


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー