来季のF1は、エキゾーストの規定変更でエンジン音が大きくなる!
現在、F1で使用されているV6ターボ・ハイブリッドのパワーユニットに対して最も多い不満は、しかるべきエンジン音が出ないことだ。好むと好まざるとにかかわらず、爆音はF1が盛り上がるための重要な要素である。そして国際自動車連盟(FIA)も、その点を無視することはなかったようだ。FIA世界モータースポーツ評議会はこの問題を解決するために、来シーズンからより大きな音が出るようにエキゾースト・システムを変更することを決定した。

先週、パリで開催された同評議会の会合後に出された声明文の中で「2016年から、全ての車両は独立したウェイストゲート・テイルパイプを備えること、そして、全てのウェイストゲート排気ガスがそこを通らなければならず、そこを通るのはウェイストゲート排気ガスのみでなければならない」との決定が下された。また、「これはマシンのノイズを上げるためで、パワーやエミッションにはほとんど影響を及ぼすことはない」とも加えられている。この方法で、実際に望みどおりにノイズが大きくなるのかどうかはまだ分からないが、豪メルボルンで2016年3月20日に予定されている来シーズンの開幕戦で、エンジン音に耳を傾けるのが楽しみだ。なお、オーストラリアGPの日程は、当初の予定より2週間繰り上げられている。

来季のF1カレンダーには、他にも変更点がある。恒例の3週間の夏休みは8月に設けられており、アゼルバイジャンで開催される新たなヨーロッパGPの日程が6月19日開催へと変更になった。つまり、ル・マン24時間レースと同じ週末に当たる。アゼルバイジャンでのレース開始時間はル・マンのゴールとぶつからないように調整されるため、ファンの皆さんはどちらもTV観戦することができそうだが、ドライバーは両方のレースに出場することはできなくなる。つまり、今年のル・マンで優勝したニコ・ヒュルケンベルグは、来季はF1に出場するのか、ル・マンで連覇を狙うのかを選ばなくてはならない。その他、中国とバーレーンは開催順序が逆になり、ハンガリーGPは7月開催に早まった。全スケジュールは、以下で確認してほしい。

3月20日 オーストラリア、メルボルン
4月3日 バーレーン、バーレーン
4月17日 中国、上海
5月1日 ロシア、ソチ
5月15日 スペイン、バルセロナ
5月29日 モナコ、モンテカルロ
6月12日 カナダ、モントリオール
6月19日 アゼルバイジャン、バクー
7月3日 オーストリア、スピルバーグ
7月10日 英国、シルバーストン
7月24日 ハンガリー、ブダペスト
7月31日 ドイツ、ホッケンハイム
8月28日 ベルギー、スパ・フランコルシャン
9月4日 イタリア、モンツァ
9月18日 シンガポール、シンガポール
10月2日 マレーシア、セパン
10月9日 日本、鈴鹿
10月23日 米国、オースティン
11月6日 メキシコ、メキシコシティ
11月13日 ブラジル、サンパウロ
11月27日 UAE、アブダビ


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー