日産、「GT-R LM NISMO」で2016年のWECに復帰すると発表!
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日産は、レーシング・プロトタイプ「GT-R LM NISMO」で参戦した今年のル・マン24時間レースで惨敗を喫した。新しいレース・プログラムに挑む最初の数年は、ほとんど計画通りにはいかないものだ。しかし、斬新な前輪駆動のLMP1マシンは、あまりにもひどいパフォーマンスだったため、日産はWECの復帰参戦を遅らせ、マシンの改良に注力していくと発表。もう、このマシンを諦めてしまうのではないかという見方もあったが、10月2日、来シーズンに向けてこのGT-R LM NISMOを復帰させることが日産から正式に発表された。

今年はル・マンにしか出場しなかったこのプロトタイプだが、来季はル・マンも含む「2016年FIA世界耐久選手権(WEC)への復帰参戦」をするという。現在のところ、2016年WEC暫定カレンダーでは、シルバーストーン、スパ・フランコルシャン、ル・マン、ニュルブルクリンク、メキシコ・シティ、テキサス、富士、上海、バーレーンの全9戦が開催予定となっている。その中でGT-R LM NISMOがいくつのレースに出場するのかは明らかになっていない。願わくはシリーズ通して全戦に出場し、特に富士スピードウェイで活躍を見せてもらいたいものだ。

また、日産はチームの人員強化にも力を入れ、新たなチーム代表を任命した。「ベン・ボウルビーに集中していた業務を軽減するため」に招聘されたのは、日産メキシコからNISMOに異動したマイク・カルカモだ。チーム運営から離れるボウルビーは、マシンの製作に集中できる役職に就くと見られている。

ル・マン以降、マシンには「いくつかの変更」を加えたというが、これはだいぶ控えめな表現になっていることは間違いないだろう。この「いくつもの変更」が具体的に何を指すのかは不明だが、日産としては、レースでライバル勢と張り合えるようにしたいと願っているはずだ。今年のル・マンにおける実戦デビューでは、3台中2台がリタイアし、残り1台も走行距離不足で完走扱いにならなかった。ただし、フロントにエンジンを搭載する前輪駆動というオリジナルのデザインは維持するという。今回、テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカで行った2日間のテストでは、「以前ここで走行した時に比べマシンは速くなり、信頼性に関する問題は出ませんでした」とのことだ。

来年こそ日産「GT-R LM NISMO」の力強い走りがみられることを期待しながら、テストに臨む進化したマシンの画像をギャラリーでご覧いただきたい。日産によるプレスリリース(日本語)の全文はこちらからどうぞ。

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By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー