三菱「ランサーエボリューション」に関して言えるのは、誰もがその引退を惜しんでいるということだろう。日本が世界に誇るこのラリー系ストリートカーは生産終了が決定し、まもなくすべての製造を終えようとしている。だがその前に、三菱はこのターボチャージャーと4輪駆動システムを備える素晴らしいクルマの最終モデル、「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の製造過程を収めたビデオを公開した。

日本で1,000台が限定販売される(すでに完売済み)「ファイナルエディション」は、現行モデル「ランサーエボリューションX」の「GSR」5速MT車をベースに、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやアイバッハ製コイルスプリング、ブレンボ製ブレーキを含むハイパフォーマンスパッケージや、レカロ製レザーコンビネーションシートなど、今までオプションだったアイテムを標準装備している。

23年間で、ランサーエボリューションは10世代の進化を遂げてきた。"エボX"が最高のモデルだったとは言えないかもしれないが(筆者はIXに軍配を上げたい)、三菱のアイコン的存在である高性能セダンがこの世を去るのは実に悲しい。三菱では時勢に合わせて、今後はハイパワーのハイブリッドSUV"エボ"のスピリットを引き継いでいくとしている。それはかなりの無理難題に思えるし、どんなものになるのか想像しがたいが、いずれ三菱が見せてくれるだろう。

それではファイナルエディションのフォトギャラリーと製造過程を収めたビデオを眺めながら、"ランエボ"に別れを告げる準備をしよう。なお、三菱ではメールマガジンの会員を対象に、このランサーエボリューションファイナルエディションの工場見学と試乗会を開催するという。参加者は抽選によって選ばれるが、ファンなら決して見逃せないイベントになるだろう。ご応募はこちらから。




By Steven J. Ewing
翻訳:日本映像翻訳アカデミー