まるで「ゴールドウイング」の未来版!? ホンダのハイブリッド三輪コンセプト「NEOWING(ネオウイング)」
ホンダはトライクのコンセプトモデル、「NEOWING(ネオウイング)」の概要を発表した。

同社は1987年まで、「ゴールドウイング」に水平対向4気筒エンジンを搭載していた。だから、トランスフォーマーのようなスタイリングのこのトライクを、現行の「ウイング」シリーズより"伝統的"と言っても、それほど奇妙なことではないだろう。しかし、フロントに追加されたタイヤとハイブリッドのドライブトレインは"伝統的"ではない。スタイリングは明らかに、「NM4」のあからさまな未来志向と、スポーツツーリングの気質を融合させた、現代的な仕上がりだ。

ホンダによれば、このコンセプトは「大型二輪車と同様のコーナリングフィールを楽しめるスポーティーな走りと、低速走行時の安定感を両立」しているとのこと。ライダーは信号待ちの際に転倒することもなく、これは現行のゴールドウイングの重量が417~425kgもあることを考えれば、非常に嬉しい心配りだ。前輪には「独自のリンク機構」を採用し、リーン(傾斜)する機能を備える。その仕組みは明らかになっていないが、リーンするトライクの先駆者であるピアッジオ「MP3」とほぼ同じだったとしても、驚いてはいけない。

NEOWINGの市販化を疑っている方や、市販化してもコンセプトと同じようにはならないだろうとお思いの方は、是非こちらの画像の新型「NM4」を検討してみてほしい。このバイクは、純粋なコンセプトのスタイリングと、フルオートマチックの操作を可能にする6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)といった従来とは異なるメカニズムを組み合わせている。スタイリングもDCTも、意図的にこのセグメントの常識から外れたものにしているのだ。ホンダは伝統を重視しないライダー、そしておそらくは新しいライダーを惹きつけたい考えだ。DCTはマニュアルシフトに自信、あるいは興味のない人たちに対して格好のアピール材料になる。しかし、0.5トンのオートバイを倒す恐れのない旅がしたい人なら、やはりNEOWINGがお気に召すかもしれない。

ホンダは、10月28日から(一般公開は30日から)開催される東京モーターショーでNEOWINGを展示する。おそらくその時には、このコンセプトについての今後の計画も明らかにされるだろう。出展される他の二輪車についてはこちらの記事をどうぞ。


By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー