「第5回レンシュポルト・リユニオン」に展示された、ポルシェの歴史的レースカー!
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9月26日と27日、米カリフォルニア州北部のマツダ・レースウェイ・ラグナ・セカで、ポルシェの新旧レーシングカーが一堂に会する「第5回レンシュポルト・リユニオン」が盛大に開催された。他の高級自動車メーカーが窮地に追い込まれている一方で、ポルシェは売り上げを伸ばしている。「919 ハイブリッド」は、6月にFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦として開催された2015年のル・マン24時間レースにおいて、参戦わずか2年目にして総合優勝。レンシュポルト・リユニオン前の週末に、米テキサス州オースティンでWEC第5戦として開催されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズでも優勝を果たしている。市販車では新たにターボ・エンジンを搭載した「911カレラ」を発表したばかり。我々の第一印象はシートがとても素晴らしいということだった。

今回のリユニオンには約5万人訪が訪れ、展示されたポルシェは1,400台に上る。今年はル・マンをテーマとしており、これまで17回の優勝を成し遂げたポルシェの各モデルの中から8モデルが出展された。我々は数々の名高いビンテージカーが気になり、63台のポルシェが展示されたパドックの特別ステージ、「Chopard Heritage Display」で多くの時間を過ごした。
会場で見られたクルマは、その美しさ以上に大変勉強になるものだった。初期の「550 スパイダー」から、ポルシェ伝統の「RS」の名前が与えられたモデル、そしてイタリアのアバルトが軽量ボディを製作した通称「カレラ・アバルト」、同社初の水平対向8気筒エンジン搭載のレースカー、「911 SCRS」ラリーカー、高性能スーパーカー「959」のベースとなったパリ・ダカール・ラリー参戦車などなど。どれも、ポルシェがスペシャル・エディションを発売する際にプレスリリースで言及するクルマを理解するのに役立つものばかりなのだ。そして、ポルシェの内部や外部における歴史を教えてくれるものでもあった。有名な1968年型「917K」を開発したチームをフェルディナント・ピエヒ氏が率いていたことや、同時にピエヒ氏は「914」の開発にも携わっていたこと、レーシングドライバーでありながら我々と同じジャーナリストである故デニース・マクラゲージ氏が1957年のワトキンス・グレン・グランプリにおいて1954年型「550 スパイダー 1500RS」で優勝したことなど、実車を目にして理解を深めることができた。

ギャラリーには、Chopard Heritage Displayに出展されていたレースカーのほんの一部だが、数々の写真を用意した。次にポルシェが記念のリミテッド・エディションを発売するとき、この中の1台が歴史を教えてくれるクルマになるかもしれない。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー