来季よりF1に初参戦するハースF1チームが、エース・ドライバーにロマン・グロージャンを起用
2016年F1世界選手権に向け、各チームのドライバーが続々と決まっている。特に来季よりF1に参戦するハースF1チームが初シーズンのドライバーに誰を選ぶかが注目されていたが、少なくともそのうちの1人は明らかとなった。

ハースは、ロマン・グロージャンをエース・ドライバーとして迎えることを正式に発表した。彼はまだレース界のビッグネームとまでは言えないものの、その名前はF1ファンの間ではよく知られている。フランス国籍を持つ29歳の彼は、フォーミュラ・ルノー、フォーミュラ3、そしてGP2シリーズを勝ち上がり、様々なタイトルを獲得してきた。F1デビューは2009年シーズン途中、英エンストンに本拠地を置く当時のルノーF1チームからフェルナンド・アロンソのチームメイトとして出場。その後、数シーズンはレースから離れてスキルアップを図り、2012年にロータス・ルノーGPと名称が変わった同チームに復帰。F1での優勝経験はまだないが、表彰台には5シーズンで10回立っている。

彼はハースの初シーズンを成功に導くために、これまでに(レース、テストを併せて)唯一所属したF1チームから離れることとなる。ハースはまだセカンド・ドライバーを発表していないが、どうやらエステバン・グティエレスになりそうだ。この若きメキシコ人ドライバーはこれまでにフォーミュラBMWとGP3でタイトルを獲得している。2011年からザウバーのテストドライバーを2年ほど務めた後、同チームでドライバーとしてF1に2シーズン出場し、現在はハースがエンジン供給とテクニカルサポートの面で提携しているフェラーリのテストドライバーを務めている。

ハースは元々、NASCARのスチュワート・ハース・レーシング・チームから派生したチームだ。約30年ぶりにF1参戦を果たすアメリカン・チームということになれば、来シーズンの大きな話題になりそうだ。また、カリフォルニア生まれのアレキサンダー・ロッシは先日のシンガポールGPでマノー・マルシャのレーシングドライバーとして起用され、2007年以来久々のアメリカ人F1ドライバーとなった。彼はその翌週に開催された日本GPにも出場している。今後は一部で噂されているようにアメリカのチームからアメリカ人ドライバーが参戦することになれば、アメリカでのF1人気が再燃するだろう。いずれにせよ、今後の展開が楽しみだ。詳細を知りたい方はプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー