今度はダイムラーが、排ガス不正疑惑を全面的に否定
フォルクスワーゲン(VW)ディーゼル車の排ガス不正問題に揺れる中、ダイムラーはこの度、身に降りかかる火の粉を払うべく公式に声明を発表した。同社は、当局の試験時に人為的に排出ガスを減らすような機能を自社の車両に搭載したことはないと明言。さらに、"実際の"運転条件下での排出ガスを計測できるよう、試験方法の改良に努めている欧州の排ガス規制を"積極的に"支持すると付け加えた。BMWも先週、同様の声明を発表しており、自社のディーゼル車は適切な試験を受けるようプログラムされていると述べている。ここ数十年、米国の路上で定番となっていたメルセデス・ベンツのディーゼル車は、現在では日本などでの販売に注力しているという。

「我々は、排ガス試験で自社の車両を不正に操作したという疑惑を断固として否定する。ダイムラーでは、試験時に排ガスを違法に減らすような機能の低減装置は使われたことがなく、これからも使われることはない」と、ダイムラーは9月25日に出した声明の中で述べている。

VWは、米国の排ガス規制の試験時にディーゼル車を不正なソフトウェアで操作していたと認めてから、幹部が続々と処分されている。同社は、世界中で約1,100万台に上る車両にこのソフトウェアが搭載されていると見積もり、この問題に対応するため73億ドル(約8,700億円)を引当金として計上すると発表。マルティン・ウィンターコルンCEOは辞任に追い込まれた。各社が直球とも言える声明を出すに至ったのは、こういった状況を受けてのことだ。つまり、事態はそれほどまでに深刻なのである。ダイムラーによるレスリリースの日本語訳は、メルセデス・ベンツ日本公式サイトのPDFファイルで読むことができる。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー