「バットモービルのレプリカを無断で作るのはダメ」米国で判決
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バットマンには、ロビンとアルフレッド以外にも強力なサポーターがいるようだ。特許侵害事件などの控訴審を行う米国の第9巡回控訴裁判所の裁判官は、著作権を持つDCコミックスの許可が無ければ、「バットモービル」のレプリカを作ってはいけないという、先の判決を支持した。地元メディア『デトロイトニュース』に掲載されたAP通信のレポートによると、ユニークな形をしたバットマンのクルマは物語に登場するキャラクターの1つ、というのが判決の決め手となったようだ。

マーク・トール氏とDCコミックスは、この件で何年も法廷で争いを続けている。トール氏の会社「ゴッサム・ガレージ」は、1966年のアダム・ウェスト版TVシリーズと1989年の映画に登場するバットモービルのレプリカを販売していた。AP通信によると、その価格は9万ドル(約1,080万円)ほどだったいうが、1966年の撮影に使われた実物は、2013年のオークションにおいて462万ドル(約5億5,200万円)で売却されている

トール氏の弁護士は、バットモービルは単なるクルマであり、著作権で保護されるべきではないと主張した。これに対し、米国地方裁判所の裁判官はトール氏に対する先の事実認定の中で異議を唱え、バットマンの乗り物はただのクルマという存在を超え、物語におけるキャラクターの1つであると定めていた。

第9巡回控訴裁判所による今回の新しい判決は、地方裁判所の判決を支持することになる。AP通信によると、判決を下したサンドラ・イクタ裁判官は、バットマンが物知り顔でロビンに言ったように、"我々の秩序だった社会では、私有財産の保護は必要不可欠だ"とバットマンのセリフをパネルに書いて、陪審員に見せる場面があったそうだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー