【レポート】日産、「GT-R」の更なるアップグレードを検討中?
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不確定性原理を提唱したハイゼンベルクでさえ、次期型の日産「GT-R」発売に関する不確定さには驚いているだろう。我々は次期型の登場を強く確信しており、時期は2018年頃になると見ている。そしてパワートレインは、プロトタイプ・レーシングカー「GT-R LM NISMO」に搭載された3.0リッターV6ツインターボをベースに、ハイブリッド・システムが組み合わされる可能性もある。デザインは「日産コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」が示す方向にいくのではないだろうか。だがしかし、色々と噂が出ているにも関わらず、ルノー日産のCEOを兼任しているカルロス・ゴーン氏は、もっと現行型のGT-Rを売りたいと考えているようだ。今年8月におけるGT-Rの販売台数は前年比で40台ほど伸びているが、それでもわずか891台に過ぎないのだ。

では、日産は2018年までの間、現行型GT-Rをどうするつもりなのだろうか。日産のチーフ・プランニング・オフィサーを務めるフィリップ・クラン氏は、『トップギア』の取材に対し、同社はR35型GT-Rでもっとやれることがあると述べ、「我々はこのクルマとその未来について真剣に考えている。いつだってさらなる開発の余地はあるのだ」と語ったという。

この発言には様々な意味が含まれているようだが、日産が現行型GT-Rをどうしたいのか、あるいどうしたくないのか、我々にはさっぱり分からない。クラン氏が現在のパッケージからさらなる性能を引き出すという意味で語っているなら、標準モデルに搭載されている3.8リッターV6ツインターボはパワーが飛躍的に向上するだろう。それとも1,500万円超という価格が付けられた「GT-R NISMO」の600馬力とニュルブルクリンクのラップタイムを凌ぐ、もっと速くてもっと高性能な超最高バージョンが登場するという意味だろうか。あるいはまったく別の可能性を示唆しているのかもしれない。なぜなら率直に言って、GT-Rというクルマは今でも十分な性能を備えており、しかもその性能は常に進化し続けているからだ。2018年はそう遠い未来ではないため、その答えは近々明らかになるに違いない。




By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー