【レポート】BMW「X3」にも排ガス不正の疑惑報道、同社は否定
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ディーゼル車の不正を行っていたドイツの自動車メーカーはフォルクスワーゲンだけではないかもしれない。最新のレポートによると、BMWも同様の不正を行っている可能性がある、と示唆している。米金融情報サービス『ブルームバーグ』は、ドイツの自動車情報サイト『Auto Bild』の記事を引用し、BMWの「X3」も欧州の排ガス規制の基準値を超えている可能性があると報じた。

記事によると、国際クリーン交通委員会(ICCT)が行った路上テストで、BMW「X3 xDrive20d」は排出ガス中に欧州基準の11倍もの窒素酸化物(NOx)が検出されたという。ICCTとは、フォルクスワーゲンの不正が発覚する調査の引き金となった組織であり、結局フォルクスワーゲンはディーゼル車の排ガス試験における不正を認めCEOが辞任する事態となった。

フォルクスワーゲンは排ガス検査が行われていることを感知して、テスト中のみ排出ガスを減らすソフトウェアを搭載していたことを認めた。しかし、BMWは今回の報道に対して、同じ組織によるテストでこれまで「X5」を含むBMWの13車種が基準をクリアしており、不正システムの使用は一切無いと、否定している。

その真偽はともかく、疑惑が向けられたことでBMWは痛手を負った。『ブルームバーグ』によると、不正に関与している可能性があるとの報道を受け、BMW株は9.7%も急落。過去4年で最大の下落となった。ライバル社であるダイムラーの株も5.8%下落している。フォルクスワーゲンは今回の不正で、既に200億ドル(約2兆4,000億円)の市場価値を失った。ドイツ政府とEUは、不正の再発防止に向け、ディーゼル・エンジンに対する更に厳しい基準と徹底したテストの実施を検討している。

フォルクスワーゲンの不正が見つかったディーゼル・エンジン搭載モデルと異なり、今回名前が挙げられたBMWのX3 xDrive20dは日本にも導入済み。BMWグループによる声明(日本語訳)はBMWジャパンの公式サイトからご覧いただける


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー