フォルクスワーゲン、この大変な時に北米仕様の新型「パサート」を発表
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フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、北米仕様の新型「パサート」を発表した。2016年モデルとして今秋に発売されるこのミッドサイズ・セダンは、日本や欧州で販売されている同名のパサートとは異なるモデルで、米国テネシー州チャタヌーガの工場で生産される。価格は2万3,260ドル(約280万円)から。

今回、大掛かりなリフレッシュを受けて見た目も装備もアップデートされたパサートだが、現在フォルクスワーゲン(VW)が米国環境保護庁(EPA) の排出ガステストをクリアするために不正を行ったとしてスキャンダルの渦中にいるのはご存知だろう(ディーゼル・エンジンは、メーカーが言うほど実際はクリーンではないと以前から指摘する意見もあった。詳しくはこちらの記事をどうぞ)。

生憎そんな中での発表となったこの新型は、ボンネット、グリル、リアバンパー、フロントフェンダーなどのデザインが刷新され、VWのセダンとして初めて、オプションでLEDヘッドライトやテールライトも装備が可能となった。さらにパサートでは初となる「Rライン」パッケージ・オプションも用意されており、これを選ぶとフロントバンパーのデザインが異なり、ブラックのアクセントや19インチアルミ合金ホイールが装着される。

「新型パサートでは斬新なデザインを採用し、ダイナミックな存在感とさらに洗練された外観を実現した」と、VWのデザイン責任者であるクラウス・ビショフ氏はプレスリリースで語っている。また、「新たなデザイン要素をいくつか融合し、その中の1つである彫刻的なドーム型ボンネットは従来型から大きな変身を遂げた」と述べている。

インテリアは素材の質感が向上し、クロームとピアノ・ブラックのトリムや新しいステアリング・ホイールが採用された。後部座席にはシートヒーターまで装備されている。また、標準装備の新世代インフォテインメントシステム「MIB II」では、タッチパネルではスワイプやピンチイン、ピンチアウトなどの機能がほとんどのモデルで使えるようになっている。さらに「VW カー・ネット」システムも搭載され、「Apple CarPlay」や「Android Auto」、「MirrorLink」に対応したスマートフォンとの接続も可能だ。

パワートレインのラインアップは変更なし。1.8リッター4気筒ターボ、2.0リッター・ターボディーゼル、そして3.6リッターV型6気筒の3種類が用意される。ただし、現在問題になっているターボディーゼル「TDI」エンジン搭載モデルが実際に販売されるかどうかは不明だ。さらに詳しく知りたい方はプレスリリース(英語)をご覧いただきたい。


By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー