LEXUS RX
レクサスRXがフルモデルチェンジを受けた。
昨年、コンパクトSUVの「NX」がデビューし、今年は重量級SUVの「LX」が国内導入となった。
RXの刷新により、レクサスSUVラインナップは完璧に充実したといえよう。

LEXUS RX LEXUS RX
レクサスRXのボディサイズは旧型比で一層伸びやかになった。
全高は+20mm、全幅は+10mmと拡大幅は僅かだが、全長が+120mmストレッチされたのが特徴だ。
従来型に比較して、ゆったりとした体躯になり、さらにラグジュアリーな印象になったのだ。

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ホイールベースは+50mm延長され、そのほとんどが後席のレッグスペースにあてられている。
室内空間はもともと横方向にワイドだった。
さらに前後に長くなったことで、居住空間の充実がめざましい。

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搭載するエンジンは2タイプ。RX 450h にはV型6気筒3.5リッターのハイブリッドが積み込まれ、RX 200t には、NXの搭載されたものと共通のパワーユニットが合体される。
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LEXUS RX
走り出してまず感じたのは,驚くほど乗り心地が洗練されていることだ。
少々荒れた路面を走行しても、脳天を突き上げるようなショックは皆無である。路面を舐めるようなしっとりとしたフィーリングなのだ。どこか無骨な味付けのSUVが多い中、これほど乗り心地が穏やかなSUVに出合ったのは初めてかもしれない。

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それでいて、フットワークも鈍くない。ボディ剛性が高いことに重ねて、足がしなやかに動く。
路面からの入力をいなすためにスプリングレートは落とされていながら、スタビライザーが不快なロールを抑える。

LEXUS RX
コーナリング中の姿勢は常にフラットライドを保つ。少々コーナーを攻めても、素直かなハンドリングが薄れることはなかった。

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エンジンも大幅に進化の形跡がある。
たとえばハイブリッドは、十分な加速力を秘めているうえに、エンジンを回す喜びも備わるのだ。
これまでハイブリッドの物足りなさのひとつだったラバーフィール、つまり、回転があるレベルで高止まりし、あとから速度が押し掛けてくるかのアンバランス感が払拭されているのだ。
まるでコンべンショナルな多段ギアが組み合わされているかのように、CVT感覚は大幅に薄れているのだ。個人的にもっとも気に入ったのがここだ。

LEXUS RX
エキゾーストサウンドも、心地良く刺激してくれるように調律されている。ハイブリッドでドライビングプレジャーを感じたのも初めてかもしれない。
流行のダウンサイジングターボも、十分にスポーティフィールが意識できる。
決して軽くないボディゆえに、NXと共通の350Nmトルクのエンジンでは物足りないのだろうと期待はしていなかった。だが、ファイナル比のアジャストなどによって、十分な加速力を確保していることは驚きだった。

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僕の好みとしては「450h Fスポーツ」がお勧めだが、「200t」も捨て難い。購入に際して大いに悩むことになるはずだ。
もろちん、安全技術にも抜かりがあるはずもない。
プリクラ、レーンキープ、オートマチックハイビーム、レーザークルーズなどは当然装備している。
レーザーとカメラだけでなく、車車間通信まで備わっており、「レクサス・セーフティ・システム+」が万全の体制で安全を確保するのだ。

LEXUS RX
新型RXは実に上質のクルマに進化したのだと思った。伸びやかでかつ色気のあるルックスからの想像どおりの走り味が備わっていることが嬉しかった。

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NXがファミリー層を受け持ち、LXがクロカン的な迫力ゾーンを演出することで、RXは迷うことなくプレミアムミドルゾーンに専念することが可能になったのだ。
都会の移動手段はもちろんのこと、ロングドライブも期待に応えるRXは、一方で高級ホテルのエントランスに乗りつけるのも似合うラグジュアリーなSUVだったのだ。

レクサス 公式サイト
http://lexus.jp/

レクサスRX 公式サイト
http://lexus.jp/models/rx/index.html