【フランクフルトモーターショー2015】半世紀ぶりに復活を果たした独ボルクヴァルトが、新型車「BX7」と「BX7 TS」を初公開
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ボルクヴァルトは、現在開催中のフランクフルト・モーターショーで実に55年ぶりとなる新型モデル「BX7」を発表し、数カ月にわたる"カムバック・ツアー"を締め括った。この大型クロスオーバーには、よりスポーティに仕立てられた「BX7 TS」(上の写真)も同時に発表され、今後は「BX7 PHEV」という名称のプラグイン・ハイブリッドも登場予定であるという。

BX7は、クロスオーバー車として特に際立つ個性のないスタイリングではあるが、2016年前半に発売を予定している中国市場の顧客たちには興味をもって迎えられることだろう。強いてあげれば、フロントグリルが食い込むように接しているヘッドライトが特徴とは言えるかもしれない。標準モデルのBX7はスラット(羽板)グリル、BX7 TSはメッシュグリルとなっている。横から見た輪郭は、少なからずアウディに似ている。リアにはボルクヴァルトの名前が見落としようのないほど大きな文字で表示されている。

表向きはドイツの自動車メーカーであるものの、復活したボルクヴァルトは中国の商用車メーカーからサポートを受けており、最初は北京の工場で生産開始となる。だが、彼の地で新ブランドを立ち上げるのは、なかなか厳しいかもしれない。というのも、中国の自動車市場は販売台数が減少傾向にあり、一部のアナリストは最終的に前年比で減少になると予測しているからだ。しかし、ボルクヴァルトはその点について表面上は憂慮しておらず、中期的に50万台以上の年間販売台数を目指しているという。

さらにボルクヴァルトは、2年以内にヨーロッパにも市場を拡大することを計画している。ボルクヴァルト・グループAGのウルリヒ・ワルカーCEOは同社のプレスリリース(英文)で「我々の目標は、主要な世界的自動車メーカーであった全盛期時代のボルクヴァルトの姿を取り戻すことだ」と述べている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー