【レポート】「BMW i」の次なるモデルは、トヨタとの協業から生まれる「i5」か?
水素燃料電池自動車の支持者たちは、ずっと噂されていたBMW「i5(アイ・ファイブ)」についての最新ニュースを聞けば、互いに"ハイ・ファイブ"(日本でいうハイタッチのこと)を交わしたくなるに違いない。BMWは、現在販売されている電気自動車「i3」やプラグインハイブリッドカーi8」に新しいモデルを追加し、サブブランド「BMW i」を拡張しようとしているのではないかと以前から見られていたが、最近の噂によると、現在開発している水素燃料電池車のクロスオーバーが、i5として世に出る可能性が高いという。

金融情報メディア『ブルームバーグ』は、BMWのセールス&マーケティング担当上級副社長であるイアン・ロバートソン氏がフランクフルト・モーターショー 2015で発表したコメントに言及し、BMWは同社のサブブランド「BMW i」を拡張する"考案の最終段階"にいるようだと伝えている。i5を名乗ると言われているその新型車は、軽量化技術が注ぎ込まれ、i3のような完全な電気自動車やi8のプラグインハイブリッドとも違った、新しい"代替燃料"のパワートレインが採用されるという。しかし、それ以上の詳細は今のところ不明で、BMWノースアメリカの広報担当Rebecca Kiehne氏は『AutoblogGreen』の取材に対しコメントを拒否している。

米の金融情報サイト『マーケットウォッチ』はBMWの財務担当上級副社長のフリードリッヒ・アイヒナー氏のコメントを引用し、2013年以降、BMWはトヨタと共同で水素燃料によるドライブトレインの開発をしており、その関係を拡大するつもりのようだと伝えている。この2つの自動車メーカーはすでに、「5シリーズ グランツーリスモ」をベースとし、水素燃料電池システムを搭載したプロトタイプを共同開発している今年の7月にはその実車が公開された。

今年前半に聞こえて来た噂によれば、i5はある種のハイブリッド車で、とてもつなくパワフルなクルマになると伝えられていた。この噂のクルマも5シリーズがベースで、ガソリン・エンジンを1基と電気モーターを2基搭載し、合計540hp以上の出力を発揮するとのことだった。

もし、今回の噂通り、i5がトヨタと共同開発した水素燃料電池搭載車として登場したら、業界や社会を変える1台になるかもしれない。しかし、i5が正式発表されたとき、今までの噂とはまったく違うクルマになっていたとしても、我々は別に驚きはしないだろう。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー