【フランクフルトモーターショー2015】ブラバス、テスラ「モデルS P85D」がベースのゼロエミッション・モデルを初公開
Related Gallery:Brabus Zero Emission: Frankfurt 2015

最近のブラバスは一体どうしたのだろう? 彼らが「メルセデスAMG GT」と「C63」に施したアップグレードはごく控えめなものだったし、17歳の若者にとっての1998年型のホンダ「シビック」のように、ブラバスがチューンアップしたくなるに違いないと思われた「G500 4x4²」でさえも、わずか78馬力のパワーアップに留めている。そして今回、ブラバスが手掛けたのは電気自動車なのだが、パフォーマンス向上のためには一切手を加えていないという。大丈夫なのか、ブラバス? ちょっと心配になってきた。

というのは冗談だが、ブラバスのゼロエミッション・モデルにパワーアップが施されなかった理由は、おそらく、そのベースとなったクルマがテスラ「モデル S P85D」だからだろう。同車に備わった「ルーディクラス」(Ludicrous:「馬鹿げた」という意味)と呼ばれる加速モードや、最高出力772hpのパフォーマンスに対し、このドイツのチューニングメーカーはそのままで充分だと判断したに違いない。その代わりにブラバスは今回、美的観点から手を施したクルマをフランクフルト・モーターショーで披露した。

フロント・バンパーは左右ダクトの整流板と下部にスプリッターが追加され、リア・バンパーにはディフューザーを装着。トランクリッドに小さくて細いスポイラーも取り付けられている。これらのエアロパーツはいずれもカーボンファイバー製で、実際にエアロダイナミクスが向上するように、風洞実験によって開発されたという。さらに、21インチの「モノブロック Y "プラチナ・エディション"」ホイールも、外観に特徴的な印象を与えている。

インテリアにもまた、ブラバスらしい非凡な個性が見て取れる。今回のフランクフルトに展示されたクルマは、キャラメル色のレザーとスウェードに、マットなブルーのボディカラーにマッチしたパイピングが施されていたが、もちろん選択肢はそれだけではない。オーナーのお好み次第で内装は様々な色のレザーやアルカンターラから選べ、トリムもカーボンファイバーとウッドの2種類が用意されているという。ブラバスにオーダーすれば、ほとんど好きなようにできると言っても過言ではないだろう。

テスラをベースにする「ブラバス・ゼロエミッション」の詳細についてはプレスリリース(英語)をチェックしてほしい。ギャラリーの写真も併せてどうぞ。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー