テスラ「モデルS」を凌ぐ? 台湾のサンダーパワー社が高性能EVをフランクフルトに出展
もし台湾製の電気自動車(EV)が、"静けさを生み出し"つつも0-60mph(約96.6km/h)加速は5秒以下という数字を達成できたとしたら、新参のメーカーが一気にEV界のトップまで駆け上がってしまうことになる。実際、1987年に設立され、主に電動工具の製作を専門としてきた台湾の企業、サンダーパワー(Thunder Power)社が、"Generating Serenity(静けさを生み出す)"とのモットーを掲げてEV市場に新たに参入しようとしている。

何やら"ロスト・イン・トランスレーション"さながら、英語に訳すときに言葉選びを間違えたのかと思うほどおかしな言葉ではあるが、彼らが叩き出した数字は実に素晴らしい。同社が伊ミラノにある拠点でミュールカー(開発中のパワートレインを既存モデルに搭載した初期のプロトタイプ)でのテスト走行を行ったところ、最高出力は430hp、1回の充電による航続距離は373マイル(約600km)という結果を得たという。誰も確認ができないクルマのスペックを述べるのは簡単だが、もしその数字が本当だとしたら、サンダーパワーのEVはテスラ「モデルS」よりずっと優れているということになる(モデルSの航続距離は270マイル=約434kmと公式に発表されている)。さらに面白いことに、同車の最高速度は155mph(約249km/h)に達するという。しかも、価格は比較的安価で(少なくとも、ハイエンドなEVの標準価格と比較した場合)6万2,000ドル(約745万円)ほど。皆さんは、この話を聞いても"静けさを生み出す"ことが出来るだろうか。

サンダーパワーは、9月15日から開催されるフランクフルト・モーターショー 2015でこのEVのコンセプトを初公開する予定。同社は2001年に上場してからというもの、テスラ・モーターズと同社のEVセダン、モデルSに明らかに照準を合わせている。しかも、以前ロータスブガッティで働いたことのあるピーター・トゥッツァー博士が一部で指揮を執っているという。このEVのアイデアが実現すれば、2017年には欧州市場での販売が開始される可能性もある。さらなる詳細を知りたい方は、Thunder Powerのウェブサイトをチェックしてみよう。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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