Nissan Gripz Concept
日産自動車株式会社(以下、日産)は15日、第66回フランクフルト国際モーターショーにて、クロスオーバーのコンセプトカー「Nissan Gripz Concept (ニッサン グリップス コンセプト)」を世界初公開した。
欧州と日本のデザイナーが共同でデザインした同車は、コンパクトクロスオーバーの性能と実用性、そしてスポーツカーのワクワク感とパフォーマンスを兼ね備えているという。
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〜センセーショナルな2+2クロスオーバーが新境地を開拓〜

日産によると、「ニッサン グリップス コンセプトは、斬新なデザインと最先端のハイブリッドEVパワートレインにより、ワクワク感・ドキドキ感あふれる仕上がりになっており、これまでのクロスオーバーに対する概念をくつがえすモデルであり、クロスオーバーセグメントの先駆者である日産が新たに打ち出した未来のコンパクトクロスオーバーの姿を予感させるコンセプトカーだ」と語る。
また、「平日の通勤にも週末の遊びにも対応できる、サイクリストが通勤用と同じ自転車でオフタイムにサイクリングを楽しむように、ドライバーは同じ車で平日には街中を走り、週末には山道でのドライブを楽しむことができるように。このニッサン グリップス コンセプトは、コンパクトクロスオーバーの特長を残しつつ、スポーツカーのようなシルエットをしており、それでいて車高を高めに保っているため、より厳しい運転条件にも対応が可能です。」という。


このコンセプトカーは、クロスオーバー、SUV、そしてスポーツカーの分野で培った英知を結集し、電気でモーターを駆動する最新のパワートレインを搭載することで、次世代に向けた最新のコンセプトへとチューンアップした。
同車のパワートレインは、電気自動車(EV)の技術をベースにしたシリーズ・ハイブリッドEVシステム「Pure Drive e-Power」を搭載。
同システムの大容量モーターは日産リーフと同じものを採用しており、最高出力80kW、最大トルク254Nmを実現している。
駆動に必要な電気はガソリンエンジンで発電し、「Pure Drive e-Power」には、日産が長年のEV開発の中で培った様々な制御技術が統合されており、このシステムにより、圧倒的な静粛性と優れた燃費効率、そして、スムーズで素早いリニアな加速が可能になるという。


同車のデザインは、新しいデザイン表現のコンセプト「エモーショナル・ジオメトリー」の特徴を有した全く新しいスタイルとなった。

Nissan Gripz Concept Nissan Gripz Concept
本コンセプトカーは、2015年3月のジュネーブモーターショーで公開したコンセプトカー「スウェイ」(Sway)が欧州で初めて採用した4つの重要なデザイン要素と同じものを取り入れている。
すなわち、Vモーショングリル、フロント・リヤのブーメラン型ランプ、フローティングルーフ、キックアップCピラーが採用されている。

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同車は、以下に挙げる2つの異なる性質を備えているという点で、コンパクトクロスオーバーというジャンルの究極の姿だといえる。
すなわち、ツール・ド・フランスのロードレース用自転車のように一切の不要な装飾を排除したかのような「軽さ」と、ラリーカーの「強さ」で、このコンビネーションが究極の敏捷性を生み出している。

日産の専務執行役員、チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏は、「日産は『キャシュカイ』や『ジューク』でコンパクトクロスオーバー市場を開拓してきました。このセグメントは、他の自動車メーカーも参入してきていることで、成長を続けています。このコンセプトカーは、こうしたモデルの次期型として開発したものではなく、我々がコンパクトクロスオーバーというセグメントでどこまで挑戦できるか、その極限を表しています」と語っている。
ニッサングリップスコンセプトのエクステリアデザインは、ロンドンの日産デザインヨーロッパと、日本の日産グローバルデザインセンターのコラボレーションによるもので、ダイナミックに流れる面とシャープなエッジが強いコントラストを表現するデザインコンセプト「エモーショナル・ジオメトリー」に基づいて形作られている。

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また、このコンセプトカーは、レース用自転車が両立する「ハイテクでありながらシンプル」という2つの相反する矛盾に着想を得ており、カーボンフレームの上に表情豊かなボディパネルを装甲被覆材のようにかぶせているという。
デザインのいたるところでむき出しのカーボンが使われており、フロントドア構造の先端部にあるブーメラン形状など、特徴的な部分を強調している。

Nissan Gripz Concept
ニッサングリップスコンセプトは奥行きのあるガルウィング式のフロントドアと、リヤには後ろ開きのハーフドアを採用。
Bピラーはなく、2+2タイプのシートへ簡単に乗り込むことができる。

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フロントエンドは、ハイビームとロービームを搭載した長方形のライトに取り囲まれ、低い位置に取り付けられたVモーショングリルをメインにデザインしている。
ライトの中には正面を向いたカメラが搭載されており、サイクリストがヘルメットに装着するカメラと同様に、全ての運転シーンを録画できるという。
ドライブ中の風景を世界中にライブ映像で流すことができ、友人たちはパソコンやタブレット、スマートフォンで、その様子をリアルタイムで追跡が可能。
ブーメラン型のランニングライトが、フロントフェンダー上部のライトの上に搭載されており、マットブラックのフードとレッド・オレンジのメインボディカラーを仕切る境界線となっている。

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また、ホイールアーチの延長部や、グラウンドクリアランスを大きくするために高くした三角形状のシル、フローティングルーフにつながるAピラーにもマットブラックを使用。
ルーフは、光沢のあるパネルを中心に両側の座席の上部に鉛のようなグレーの複合パネルを使用している。

Nissan Gripz Concept
この複合パネルは、車両の後部に行くにつれて幅が狭くなり、テールランプと一体化している。これはフロントランニングライトのブーメラン型を模したもので、リヤスリークォータービューを包み込んでいる。
リヤは、先端を切断したような印象的な形のマットブラックのカムテール形状で、リヤエンドを垂直に断ち切った『コーダトロンカ』効果を生み出すという。
また、リヤゲートの下には、クロムメッキされた台形のエキゾーストパイプが取り付けられている。
3スポークの22インチホイールも、レース用自転車に着想を得たもので、ニッサングリップスコンセプト用に特別に作った軽量でありながら強靭な高圧タイヤが装着されている。サイドウォールのレッドとホワイトのグラフィックは、ステアリングホイールにも再現されている。

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エクステリアと同様に、インテリアも機能性を持たせたシンプルさをテーマとしているという。
マットグレーと深い赤みがかったオレンジの色のコンビネーションをインテリアにも使用し、ツール・ド・フランスの印象が強調されたとのこと。

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露出したタイヤチューブやバケットシート、またレイヤー状のデザインが、エクステリアの被覆材的な雰囲気とリンクする。
シートとセンターコンソールは、レース用自転車のサドルからダイレクトにインスピレーションを受けたもの。

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また、3スポークのステアリングホイールは、エクステリアのタイヤホイールをイメージしたもので、タイヤのサイドウォールに使用した特注グラフィックも再現されている。
ニッサン グリップス コンセプトには、コンセプトカー「スウェイ」やその他最近の日産車に既に採用されているグライディングウィング形状のインストルメントパネルを採用している。
この洗練された軽快なデザインは、力強さとシンプルさを両立しており、このコンセプトカーの精神と完全に調和しているという。

Nissan Gripz Concept
最後に中村氏は「フランクフルトモーターショーでこのモデルに世界がどう反応するか、そして、このコンセプトカーが次世代の日産のクロスオーバーのデザインにどのように影響を与えるのか、楽しみにしています」と語った。

■諸元
全長:4,100mm
全幅:1,890mm
高さ:1,500mm
ホイールベース:2,580mm

「Nissan Gripz Concept」の映像は、こちらをご覧ください。


■日産 公式サイト
http://www.nissan.co.jp/