ランチア、フェイスリフトした新型「イプシロン」をフランクフルトに出品へ
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もし、ランチアイプシロン」(日本では2014年までクライスラー・ブランドで販売されていました)が皆さんの記憶から消えてしまっていても、それは仕方がない。このクルマの第一印象が良かったとしても、だ。このプレミアム・コンパクトカーは、飾り立てられたフィアット「500」の5ドア版に過ぎない。昨年、本国イタリア以外のマーケットからはすべて撤退しており、その本国ではかつて輝かしい栄光を築いた自動車ブランドの名前を守るため、最後の砦として戦い続けている。しかし、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、まだイプシロンを忘れていなかった。同社は9月15日に開幕するフランクフルト・モーターショーで、フェイスリフトしたイプシロンをお披露目する準備をしているのだ。

全アングルから見た画像や、詳細な情報はまだ公開されていないものの、いくつかの画像から判断すると、少し平凡ではあるが、2011年に発表された従来モデルよりハンサムな外見になったと言えるだろう。フロントエンドには巧くフェイスリフトが施された一方で、特徴的なCピラーや、そのピラーに後部ドアのノブを隠して5ドアを3ドア風に装う手法はそのまま継続されている。全長と全幅は5mm程度ずつ拡大しているようだが、ホイールベースは変わらない。ランチアによると、インテリアも刷新され、新しいインフォテインメント・システムが装備されると共に、計器パネルの視認性や、センタートンネルの形状が変更されて居住性も改善されているという。

ランチアが「ファッション・シティ・カー」を謳うイプシロンの新型には、シルバー、ゴールド、プラチナという3つのトリムが用意されており、エンジンのラインナップも多彩だ。ガソリンが最高出力69hpの1.2リッター4気筒と、85hpの0.9リッター2気筒ターボ「TwinAir(ツインエア)」の2種類、そして95hpの1.3リッター「マルチジェット」ターボ・ディーゼルが用意されている。さらにフレックス燃料モデルの設定もあり、ガソリン/LPガスの混合燃料が使用可能な最高出力69hpの1.2リッター・エンジンや、ガソリン/メタノールの混合に対応した85hpの0.9リッター2気筒ターボも選べる。

新型イプシロンは、ポーランド出身の女優、カシア・スムトゥニアクをフィーチャーして発売キャンペーンが行われる。この新型モデルはイプシロンの前身となる「Y10」が1985年に誕生してから30周年を記念して発売されるもので、1996年1月にはエンリコ・フミアがデザインを手掛けた3ドアの「Y(と書いてイプシロン)」が登場。2002に発表されたタイプ843型から「Ypsilon(イプシロン)」を名乗るようになる。30年間にヨーロッパで合計270万台以上が販売されたそうだ。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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