フォード、ドライバーの健康状態をモニターできる技術の特許を取得
フォードは、クルマを運転しているドライバーの刻一刻と変化する健康状態を観察し、必要なときにはその情報を医療従事者に提供することができる技術の特許を取得した。その仕組みは比較的シンプルで、アカウントごとに乗員の記録を取るシステムがクルマに搭載されているというもの。緊急事態の際には、この技術で救命救急医へ連絡を取ることもできるという。

フォードが取得したこの特許は、「医療データの取得と提供」と名付けられており、搭載する必要があるのは専用のソフトウェアとセンサーだけ。開発の背景には、多くの人が健康診断をこまめには受けていないことがあると特許の文書にも記されており、この技術がその解決策となり得るかもしれない。同社によると、このシステムは心拍数と体重のみを取得するという。クルマに搭載された無線デバイスで、登録されたドライバーから取得した情報をチェックするそうだ。あらかじめ一定のしきい値が設定されており、問題があれば、ドライバー本人やそのかかりつけ医などへ警告が発せられる仕組みとなっている。

興味深い技術ではあるが、一方でプライバシーの面から見ると、あまりに監視が過ぎるのではないかという懸念もある。特許の出願内容によると、もしドライバーのかかりつけ医が蓄積したデータの閲覧を希望する場合は、本人の事前許可が必要になる。その後、システムからデータがワイヤレスで送信されるという。

こんな特許が取得されたという事実だけで、これが必ずしも製品化されるとは限らない。しかし、腕時計型の活動量計「Fitbitバンド」のようなデバイスで健康維持のために記録を付ける人が増えている昨今、こうのような層からフォードの技術は潜在的な顧客を得ることができるかもしれない。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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