セアト、最高出力290psにパワーアップした「レオン クプラ290」をフランクフルト・モーターショーで発表
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ホットハッチのカテゴリーでは、日を追うごとにライバル同士の競争が熾烈になっている。欧州市場では特にそれが顕著だ。セアトは9月15日に開幕するフランクフルト・モーターショーにおいて、新型「イビサ クプラ」を発表すると同時に、「レオン クプラ」のよりパワフルなバージョンも公開することを明らかにした。

あまり詳しくない方のために説明しておくと、セアトで「クプラ」の名前を持つラインは、姉妹ブランドのフォルクスワーゲンでいうと「GTI」や、さらに高性能な「R」モデルに匹敵する、最も高いパフォーマンスを誇るモデルだ。短期間でルノーに更新されてしまったとはいえ、「レオン クプラ 280」はニュルブルクリンク北コースで量産FF車最速タイムを記録したこともあるのだ。セアトは、現在も「レオン STクプラ」で量産ワゴンのニュルブルクリンク最速記録を保持している。そして今回、同社が新たに投じる一撃が「レオン クプラ 290」だ。

この新型ホットハッチは、最高出力265psの"標準仕様"クプラから、最高出力280psにアップした「クプラ280」をさらにチューンアップ。クプラ290の名前が示す通り、最高出力290psを発揮するまでになった。VW「ゴルフR」(最高出力300ps)には僅差に迫ったが、ホンダ「シビック Type R」(最高出力310ps)や新型のフォード「フォーカスRS」(最高出力350ps)に比べるとまだ控えめといえるだろう。

エンジンは「280」と同じくターボ付き2.0リッター4気筒だが、最大トルクは35.6kgmにアップ。この駆動力は、マニュアル・クラッチが1つ組み合わされた6速MTか、オートマチック・クラッチが2つ内蔵されたDSGトランスミッションを通じて前輪に伝えられる。ボディは3ドアまたは5ドアのハッチバックだけでなく、ワゴンのSTクプラも選択可能だ。さらに、電子制御式サスペンションのダイナミック・シャシー・コントロールや、フロント・ディファレンシャル・ロック、コーナリングや駐車時に合わせてギア比が可変する「プログレッシブステアリング」を標準装備している。0-100km/h加速はDSGトランスミッションなら5.7秒、6速MTでは5.8秒。最高速度は「280」と同じ250 km/hで電子制御リミッターが作動するという。したがって、クプラ 280からアップした最高出力10psの差をヨーロッパの市街地や高速道路で体感することは難しいだろう。しかし、この改良によってニュルブルクリンク北コースではライバルに追い付くことができるかもしれない。

新しいレオン クプラ 290について、詳しくはプレスリリース(英語)を参照されたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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