GMと全米自動車労働組合が、日産の工場で働く優秀な人材の引き抜きを画策
ゼネラルモーターズ(GM)全米自動車労働組合(UAW)が、米テネシー州のスプリングヒル工場で労働者を確保するための求人活動に乗り出している。この求人で、彼らは近隣のテネシー州スマーナにある日産の工場から、複数の熟練工を引き抜きたいと考えているようだ。しかもGMとUAWは、日産の工場の近くに、電気技術者を募集するための看板広告まで立てていると、地元紙『Daily News Journal』が報じている

この看板を立てた理由は単純明快だ。「GMでは電気技師が不足していたのです」と、スプリングヒルのUAWで組合長を務めるティム・スタナード氏は同誌の取材に答えている。このスプリングヒル工場では現在、シボレー「エクイノックス」を生産しているが、今後は、次世代型エコテック・エンジンの生産と、キャデラック「SRX」の後継となる「XT5」の製造を控えている。スタナード氏によると、GMは2016年5月までに1億8,500万ドル(約222億円)の投資と従業員を倍に増やすことを約束しており、これによってUAWはおよそ1,800人の人員増加を行うことになる。

看板広告の他にも、GMは特定の技術を持った労働者を求めてオンラインの求人広告を出している。スタナード氏は、日産に勤める労働者から既に問い合わせがいくつかあったことを明かした。

自動車研究センターの最新調査では、GMの労働者の1時間当たりの平均賃金は、手当込みで58ドル(約7,000円)。一方の日産では、手当込みで42ドル(約5,000円)となっている。GMの賃金はUAWとの契約の有効期限が迫っているため、来週にも変動するかもしれない。他の大手メーカーの交渉結果を見ると、賃金アップの傾向にあるようだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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