【レポート】マルキオンネ氏、FCAとGMの合併はフェラーリを分離独立させた後に
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)セルジオ・マルキオンネCEOは、ゼネラルモーターズ(GM)との合併成立を模索し続けている。しかし、早くても来年早々まで大きな動きはなさそうだ。米自動車情報サイト『Automotive News』によると、マルキオンネCEOは次の巨大案件を手がける前に、フェラーリの分離・独立(スピンオフ)の完了を待つ意向のようだ。

フェラーリは、ニューヨーク証券取引所でのIPO(新規株式公開)を数週間後に控えているが、IPO株の比率はフェラーリ株のわずか10%だ。80%は2016年にFCAの株主間で分配される予定となっており、創業者エンツォ・フェラーリ氏の息子でフェラーリ副会長のピエロ・フェラーリ氏が残りの10%を保有するという。この戦略によって、FCAは2015年にフェラーリが上げた利益の80%を主張することが可能となる。

『Automotive News』によると、この戦略には他にも好都合な点があるという。フェラーリのスピンオフが完了するのを待っている間に、FCAの時価総額も上昇して景気が良くなるかもしれず、それにもしGMの合併が実現するとしても、フェラーリを分離しておくことができる。マルキオンネCEOはフェラーリのIPO株は110億ドル(約1.3兆円)以上の価値があり、フェラーリのスピンオフが完了すればFCAは3.3億ドル(約4億円)の利益があると考えている。

マルキオンネCEOは、FCAとGMが合併すれば世界中で年間1,700万台のクルマが売れ、300億ドル(約3.6兆円)の収益があると見込んでいる。同氏によれば、両社が同じような自動車部品を開発していることはお金の無駄使いであるそうだ。しかし今のところ、GMの重役たちは彼の"アドバイス"を拒絶している。


By: Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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