ベントレー、世界最速・最強・最高級SUV「ベンタイガ」の詳細を発表
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長い間待たれていたベントレーの新型車「ベンタイガ」が、ついに間もなく初公開される。ベンタイガはベントレー初の市販SUVというだけでなく、史上最も速くてパワフルなSUVとなる。

9月15日に開幕するフランクフルト・モーターショーで世界デビューを迎えるベンタイガは、2012年のジュネーブ・モーターショーで発表されたものの不評だったSUVのコンセプトカー「EXP 9 F」を、大幅にデザインし直したものだ。ランドローバー「レンジローバー」のオーナーたちならお馴染みの背が高いフォルムにもかかわらず、そのデザインにはベントレーの特徴がしっかりと受け継がれている。最初のコンセプトカーより確かに見た目は良くなっているようだが、来週実車を確認するまで最終判断は控えておくとしよう。

フロント上部には丸目の4灯LEDヘッドライトが装備され、その輪郭は今年のジュネーブ・モーターショーで発表されたスポーツカー「EXP 10 スピード 6」コンセプトと似ていなくもない。ベントレーによると、力強くがっしりしたリアのボディ・パネルは、一体成形のアルミプレス部品としては自動車業界で最大のサイズであるという。これにより、ベンタイガは従来の非アルミ製の構造に比べて236kgの軽量化を実現したそうだ。ルーフの約60%はガラスパネルで出来ており、ハンズフリーのテールゲートを開けると、大型のトランクルームにアクセスできるだけでなく、折りたたみ式のシートに座ってドライブ先の景色を存分に楽しむことができる。

ベンタイガなら、その絶景ポイントへもあっという間に連れて行ってくれる。最高出力600hp、最大トルク91.7kgmを発揮する6.0リッター・ツインターボW型12気筒TSIエンジンは、直接噴射とポート噴射の両方を採用し、ある一定条件下でエンジンの半分がシャットダウンされる気筒休止システムや、慣性走行モード付きアイドリング停止機構も導入されている。これに8速ATが組み合わされ、もちろん4輪を駆動する。0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は301km/hに達する。まさに世界最速のSUVだ。




このベンダイガは可変式の電動パワー・ステアリングを採用し、4モードに調整可能なエアサスペンションや、電子制御のアクティブ・ロールコントロールを搭載する。また、道路状況の予測機能も備えたアダプティブクルーズコントロール(ACC)、交通標識認識システム、リア・クロス・トラフィック・アラート(後退時安全確認警告機能)、ヒル・ディセント・コントロール、トップビュー(4つのカメラで車両周囲の全体像を表示する機能)、パーキングアシスト機能、電子ナイトビジョン・システムやヘッドアップ・ディスプレイなどの機能も装備。ドライブモードやトラクションコントロールなどの各種設定は、センターコンソールの大きなダイアルで操作可能だ。早くこれらの機能を試してみたいが、ベンタイガが実際にオフロードを走行可能であることは確認できている。

インテリアはハンドメイドのレザー、ウッドパネル、メタルのトリムがふんだんに使われ、ダッシュボードには60GBのハードドライブを内蔵した8インチ・タッチスクリーンを搭載。後部座席用のエンターテインメント・システムとして、10.2インチのアンドロイド搭載タブレットも用意されている。オーディオ・システムは英ネイム・オーディオ製の最大出力1,950ワット、18スピーカーで構成されるシステム「プレミアム」を筆頭に、「シグネチャー」、「スタンダード」という3種類のオプションから選択できる。フロントシートは22通りの調節が可能で、ベンチレーターやヒーター、マッサージ機能も内蔵されている。5人乗りでなく4人乗りを選択した場合、リアシートは18通りに調節可能だ。顧客は15種類のレザー、15種類のカーペット、そして7種類のウッドパネル(15のピースで構成される)から選ぶことができ、ホイールは20~22インチ、ボディカラーは17色から選択可能。さらにベントレーのカスタマイズ部門「マリナー」に特別注文を依頼すれば、90色ものエクステリア・カラーが用意され、ほぼ無限のカスタマイズ・オプションが可能になる。

以上の話は全て発売当初に設定される仕様だ。生産が進めば、7人乗りモデルや、さらに高性能な「スピード」モデル、そして燃費重視のディーゼルにハイブリッドモデルも追加されることになっている。これだけ揃えたベントレーは未踏の領域に足を踏み入れ、今後アストンマーティンジャガーランボルギーニマセラティロールス・ロイスなどから送り出される新たな競合車に立ち向かわなければならない。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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