ポルシェ ジャパン、ターボ・エンジンとなった次世代「911カレラ」の予約受注を開始
ポルシェ ジャパン株式会社は、"次世代911"として新たに登場する「911カレラ」、「911カレラ カブリオレ」、「911カレラ S」、「911カレラ S カブリオレ」の予約受注を、9月11日より全国のポルシェ正規販売店にて開始すると発表した。

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この次世代911では、「革新的な水平対向ターボエンジン」をはじめ「パフォーマンスと快適性が際立つ進化したシャシー」および「新しいインフォテイメントシステム」などが開発されたという。

モータースポーツと市販スポーツカーにおいてターボエンジンに関する40年以上のノウハウを持つポルシェは、ニュー911カレラに搭載される新しいエンジンで、「パフォーマンス、ドライビングプレジャー、および効率性の面でベンチマークを確立した」としている。また、911カレラの各モデルに初めてオプション設定されるリアアクスルステアは、「ドライビングダイナミクスを大幅に飛躍させる」という。

911 Carrera S / 911 Carrera Cabriolet
911カレラのエクステリアは、4灯式ウエルカムホームライトを備える新しいヘッドライトから、リセスカバーのないドアハンドル、縦のスリットを備えるエンジンフード、そして特徴的な4灯式ブレーキライトを含む新しいテールライトなど、多くの外観的特徴がリファインされた。

インテリアでは、新たに標準装備されるマルチタッチディスプレイ付ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステムが、機能を大幅に拡大するとともに、極めて優れた操作性を実現するという。


新しいターボエンジン:20PSのパワーアップと燃料消費量の低減を両立


これまでの自然吸気エンジンに替わり、完全に新世代となったツインターボエンジンは、ポルシェによれば「911カレラの感動的なドライビングプレジャーを、さらに強烈な体験へと引き上げる」という。

911カレラのリアに搭載された水冷水平対向6気筒エンジンは、3.0リッターの排気量から最高出力370PS(272kW)を発生。高性能版の911カレラSでは、同じ排気量ながら、改良されたコンプレッサーを備えるターボチャージャーや、専用のエグゾーストシステム、エンジン・マネージメントシステムのチューニングにより、さらに強力な420PS(309kW)を発揮する。いずれも先代モデル比で20PS(15kW)のパワーアップを実現した。

新しいエンジンを特徴づけるものは、大幅に向上したトルクだ。いずれも1,700rpmの低回転域から5,000rpmに至るまで、カレラは450Nm、カレラSでは500Nmの最大トルクを常に発生し、優れたドライビングパフォーマンスを約束するという(共に先代比60Nm増)。同時に、最高回転数が7,500rpmに達する新世代のエンジンは、従来のターボエンジンの最高回転数を大幅に上回る。

パフォーマンスのみならず、燃費も先代モデルと比べて改善された。モデルバリエーションにもよるが、新世代エンジンは約12パーセントも効率性に優れ、100km走行あたりの燃料消費量は最大1リッターも低減されているという。

911カレラのPDK仕様車は、今や100kmあたり7.4リッターの燃料しか消費しない(100kmあたり0.8リッター減)。一方、911カレラSのPDK仕様車の燃料消費量は7.7リッター/100km(100kmあたり1.0リッター減)だ。(以上の数値は新欧州サイクルによる計測。日本で一般的な表記に直すと、カレラは約13.5km/L。カレラSは約12.3km/L)

ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)とスポーツクロノパッケージを装備する911カレラ クーペは、静止状態から100km/hまで4.2秒で加速する。これは、先代モデルよりも0.2秒速いタイム。PDKとスポーツクロノパッケージを装備する911カレラSは、同じテストをわずか3.9秒でこなし(同じく0.2秒短縮)、911カレラ・シリーズで初めて4秒を切ったという。いずれのモデルも最高速度も向上しており、911カレラは295km/h(6km/h向上)、911カレラSでは306km/h(4km/h向上)に達するという。

オプションのスポーツクロノパッケージを選択すると、911カレラのステアリングホイールに、918スパイダーのハイブリッドモードスイッチに由来するモードスイッチが装備される。これは「ノーマル」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」、「インディビジュアル」という走行モードに応じた4つのポジションを持つロータリーリングで構成されている。「インディビジュアル」モードでは、装備に応じて、例えばPASM、アクティブエンジンマウント、PDKシフトプログラム、スポーツエグゾーストシステムなどの設定を、ドライバーが自分の好みに合わせて調整することができる。

さらにPDK仕様車では、モードスイッチに「スポーツレスポンスボタン」が追加される。このボタンを押すと、例えば追い越しをかける場面などで、20秒間の最大加速に備えてドライブトレーンのセッティングが変更される。トランスミッションは最適なギアが選ばれ、エンジン・マネージメントは特定の時間、よりいっそうシャープに反応するように調整されるという。


標準装備:再設計されたPASMシャシーは車高を10mm低く設定


911カレラのドライビングダイナミクスは、「オールラウンドスポーツカーのベンチマーク」であるとポルシェはいう。新型は「日常での快適性とサーキットでのパフォーマンスが、より際立って」いるそうだ。

911カレラの全モデルに、車高を10mm低く設定する新しいPASMシャシー(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)が初めて標準装備され、高速コーナリング中の安定性が向上したという。同時に、より幅広い特性を持つ新世代のショックアブソーバーは、いっそう正確になった応答特性のおかげで快適性を高め、さらにドライビングダイナミクスが改善されたとのこと。

スリムな5本ツインスポークを採用する新しい標準ホイールには、転がり抵抗が低減され性能を向上させたタイヤが装着され、さらに、全てのバリエーションにおいて、リアホイールの幅が0.5インチ拡大されて11.5インチになった。これで911カレラSのリアタイヤの幅は、従来の295mmに代わって305mmになる。

911カレラSのオプションとして用意されるアクティブリアアクスルステアは、「911ターボ」および「911 GT3」から取り入れられたシャシーテクノロジー。911の旋回性能をいっそう向上させることに加え、高速走行時の車線変更において高い走行安定性をもたらすという。同時に、最小回転径が0.5m減少することで、市街地での取り回しがいっそう容易になる。

改善されたハンドリングは、918スパイダーのステアリングホイールをベースにデザインされた新世代のステアリングホイールを介してドライバーに伝わる。標準ステアリングホイールの直径は375mmで、オプションのGTスポーツステアリングホイールでは360mm。日常の実用性が制限されないように、フロントアクスルのストラットには昇降用シリンダーを内蔵した油圧式リフティングシステムがオプション設定されている。ボタンを押すと、フロントの最低地上高が5秒以内に40mm上昇することで、傾斜の急な車庫の出口などで車両のアンダーボディが地面に接触することを防ぐ。



オンラインナビゲーションを組み込んだ、新しいポルシェ コミュニケーション・マネージメントシステム

ニュー911カレラの各モデルには、オンラインナビゲーションモジュールとボイスコントロール機能を備える新開発のポルシェ コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)が標準装備される。
このPCMにはスマートフォンのような操作性を実現させた、マルチタッチ対応の7インチディスプレーが備わり、ユーザーは手書き入力をすることも可能だ。また、Wi-Fiを使用すれば、携帯電話やスマートフォンを接続することもできる。iPhoneをPCMに接続することでApple CarPlayが使用できるようになったのも新たな特徴のひとつだ。

また、交通情報が利用できるようになったことで、ナビゲーションの性能が大幅に向上したという。
この情報は交通状況の概略をドライバーが素早く理解できるようにするためのもので、ルート案内に対してもダイナミックに反映される。Google EarthおよびGoogle ストリートビューも初めて組み込まれ、方向をより正確に把握することが可能になった。



新規および拡張されたオプション、アシスタントシステム

新型911カレラには、オプションとして新規および改良されたアシスタントシステムが採用されている。オートマチックスピードコントロールは、例えば坂道を下る際に設定速度を超えると、軽くブレーキを作動させるようになっている。アダプティブクルーズコントロール(ACC)には、PDKとの組み合わせでコースティング機能が備わった。これは交通の流れに合わせて走行する際にクラッチを切ることで、エンジンの駆動力を使わないコースティング状態となって燃料を節約する機能だ。レーンチェンジアシストは、レーダーで後方の交通をモニターし、死角から接近してくる車両がいるとミラートライアングルの左右に組み込まれたLEDランプを使ってドライバーに警告する。さらにマルチコリジョンブレーキシステムを標準装備し、アクティブセーフティを高めたという。


価格は以下の通り。





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